モダンダンスはバレエと何が違う?モダンダンスの特徴を歴史から解説!

「モダンダンス」と「モダンバレエ」。
この名称を聞いたことはありますか?
さらには、同じようなダンスとして「コンテンポラリーダンス」という名称もありますね。
「この3つは何が違うの?」と思っている方は少なくないでしょう
今回は、その疑問にお答えします!

「モダンダンス」「モダンバレエ」「コンテンポラリーダンス」の違いは、歴史から辿っていくと、とてもわかりやすく見えてくるのです。
この記事では、モダンダンスを語る上で欠かせない重要なダンサーや振付家をご紹介しながら、モダンダンスの歴史と特徴を解説していきます。
ぜひ、モダンダンスならではの魅力を見つけてみてくださいね!

モダンダンスとは


19世紀末頃のヨーロッパで踊られるダンスと言えば、「クラシックバレエ」でした。

しかし、規範意識が強くなり、技術だけに重点を置くような踊りに変わってしまっていたのです。
そんなとき、クラシックバレエに息苦しさを感じる者が現れ、こう考えました。

「形式化された今のバレエは、本来の楽しさを失っている」
「束縛の強いバレエの精神的・肉体的な因習からダンサーを解放しよう」
「自然な身体の使い方による芸術を高めよう」

そうして、クラシックバレエの技法とは異なる新しいジャンルのダンスとして誕生したのが「モダンダンス」です。

この動きの発端となったアメリカのダンサー、イサドラ・ダンカンは、クラシックバレエ伝統のチュチュとトゥシューズを脱ぎ捨てました。
身体を縛り付けるものと、表現の自由を狭める形式を捨て、自由に踊ったのです。

この踊りに強く触発されたバレエ・リュスが、新しいバレエである「モダンバレエ」を生み出すほど、ヨーロッパ各地に強い影響を与えました。

モダンダンスとは、テクニックに対して付けられた名称ではなく、ダンスへの考え方や取り組み方に対して付けられた名称です。
振付家やダンサーたちは、「束縛からの自由」という共通の考え方を追求し、独自の理論と訓練法を作り出していきました。
それらが、今は「メソッド」と呼ばれ、モダンダンスだけでなく、あらゆるダンスの表現力を磨くテクニックとして重宝されています。
特に、「コンテンポラリーダンス」を学ぶダンサーたちは、モダンダンスのメソッドを学んでいることでしょう。

モダンダンスの歴史

モダンダンスの歴史は、3つの時代に分けられています。

モダンダンスの3つの時代
  • モダンダンスを切り開いた「初期」
  • メソッドを確立した「中期」
  • コンテンポラリーダンスに繋がる「後期」

時代によって、ダンサーや振付家の考え方には大きな違いが生まれました
ここからは、それぞれが編み出した独自のスタイルを紹介しながら、モダンダンスの歴史を順番に解説していきます。

初期(1880年頃~1920年頃)

産業化や第一次世界大戦などにより、社会経済に大きな変化が訪れたこの時代。
同時に、ヨーロッパの人々の価値観や生活スタイルも大きく変わっていき、女性たちは自分たちの「自由」と「解放」を訴えます。
この動きの中で生まれたモダンダンスは、クラシックバレエの動きに囚われない斬新な踊りで、内面にある複雑な感情をありのまま表現できるものでした。

初期は、先駆者であるイサドラ・ダンカン、ロイ・フラー、ルース・セント・デニスにより、主にアメリカでモダンダンスが育っていきます。
彼女たちの活動と活躍は、モダンダンスの形成と以降の優秀なダンサーの輩出に大きな貢献をもたらしたのです。

イサドラ・ダンカン

「モダンダンスの祖」とも言われる、イサドラ・ダンカン。
彼女は、古代ギリシアの文化や芸術、自然の力や美しさに感銘を受け、「自由」を求めるようになりました。
その結果、クラシックバレエの象徴とも言えるチュチュとトゥシューズを脱ぎ捨て、チュニックと裸足で踊り始めたのです。
「自由」と「感情の解放」に重きを置いたダンカンは、民族舞踊や社交ダンスなどの他ジャンルの舞踊にも関心があったため、それをダンスに取り入れ、斬新な舞踊を発表しました。
彼女は、大きく身体を使うことで、表現の幅を広げる方法を模索したのです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Kq2GgIMM060)

ロイ・フラー

ロイ・フラーは、衣装と照明装置の効果的な使い方など、舞台美術に関しての技術を模索していきました。
彼女が用いたのは、半透明のシルクの衣装とガス照明。
特許を取得するほどの革新的な実験を行いました。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Dda-BXNvVkQ)

また、フラーの生き様を描いた映画『ザ・ダンサー』が、2016年に公開されています。
この時代のダンサーをもっと知りたい方は、ぜひご覧になってくださいね。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YnftY0ZLyOw)

ルース・セント・デニス

アジアやアフリカの文化や神話などから取り入れたエキゾチックなダンスを模索したルース・セント・デニス。
このパフォーマンスは瞬く間に人気を博し、さらに東洋の文化や芸術を研究しました。
また、夫であるテッド・シャーンと共に設立した舞踊学校「デニショーン」は、今後のモダンダンス史に多大な影響を与えます。
後述するマーサ・グラハム、ドリス・ハンフリー、チャールズ・ワイドマンなど、数多くの優秀なダンサーや振付家を養成したのです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=XMxm9rq0FHc)

中期(1920年頃~1945年頃)

世界恐慌とファシズムの台頭により、ダンサーたちは、この時代の危機に警鐘を鳴らすため、劇的な表現を追求しました。
先駆者たちの下でモダンダンスのイロハを学んだダンサーや振付家が独立し、さらに独創的なスタイルをメソッド化し、言語化し、後世に伝えたのです。
それらが、現在も世界的に学ばれているテクニックやトレーニング方法となっています。
中期に多様なスタイルが確立したからこそ、モダンダンスは芸術として高められていったと言っても過言ではありません。

マーサ・グラハム

デニショーンで学んだマーサ・グラハムの編み出したテクニックは、「グラハム・メソッド」もしくは「グラハム・テクニック」と呼ばれており、「収縮と解放(コントラクション・アンド・リリース)」をテーマとしています。

グラハム・メソッドの要素
  • 上半身を後ろに引いてカーブする姿勢と、その姿勢から戻る「コントラクション・アンド・リリース」
  • 身体をねじる「スパイラル」
  • 身体の中心「コア」の強調
  • 重力を利用した、床へ落下する動き
  • 呼吸と動きの連携

グラハムは、自身の感情や内面、過去の体験などを、より強く、よりドラマチックに表現し、それらを観客に届けることを重視しました。
そのために、接している床や身体全体にわたるエネルギーへの意識を高めること、すなわち、「感じる」ことを求められたのです。
そして、「感じる」ためにはダンサーが自由であることが必要であり、自由であるためにはトレーニングが不可欠であるとして、日々の鍛錬を欠かしませんでした。
結果、グラハム・メソッドは、「歓喜」「絶望」「嫉妬」「苦悩」「逡巡」などの人間の内側から飽き上がる感情を、見事に身体で表現して見せたのです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=FuCbs25LGh0)

レスター・ホートン

デニショーンに強い影響を受けたレスター・ホートンの編み出したテクニックは、「ホートン・テクニック」と呼ばれています。
柔軟性、強靱性、バランス力など、全身を鍛えることで、自由な表現を可能にしたのです。
また、ネイティブ・アメリカンのダンス、モダンジャズなど、多様なジャンルの要素を取り入れているため、どんなダンスにも通用することも特徴のひとつです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JnbqUjS1pEI)

ドリス・ハンフリー

デニショーンで学んだドリス・ハンフリーは、仲間のダンサー、チャールズ・ワイドマンと共に独立し、学校と舞踊団を設立しました。
ハンフリーのテクニックは、「落下と復帰(フォール・アンド・リカバリー)」がテーマとなっており、重力に対する身体の反応や呼吸の使い方が研究されたものです。
1958年に亡くなってしまったハンフリーですが、舞踊と構成についての彼女独自の理論と考察が、遺著『創作ダンスの技法』で発表されています。
スカーフや輪を使って音楽を視覚化したり、社会や人間の対立を描く彼女の作品は、現在でも上演されるほどの人気ぶりです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=08HyZCA9z4Y)

後期(1945年頃~1960年頃)

第二次世界大戦後となる後期では、中期よりも抽象化された作品が多く発表され、ポストモダンやコンテンポラリーダンスへの繋がりを感じさせます。
それまでのモダンダンスとは一線を画す踊りも多くなっているのです。

ホセ・リモン

ホセ・リモンは、師であるドリス・ハンフリーとチャールズ・ワイドマンから独立し、創設した自身の舞踊団の芸術監督に、ハンフリーを迎え入れました。
彼の編み出したテクニックは、「リモン・テクニック」と呼ばれています。

リモン・テクニックの要素
  • 落下と復帰「フォール・アンド・リカバリー」
  • 身体を引っ張って伸ばす「サスペンション」
  • 呼吸の利用
  • 体重や重力の利用

リモン・テクニックは、グラハム・メソッドやホートン・テクニックよりも、無重力のように流れる動きが特徴的です。
呼吸や体重を巧みに利用することが求められます。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=HatyT56H9Fg)

マース・カニングハム

師であるマーサ・グラハムから独立したマース・カニングハムは、作曲家のジョン・ケージの影響を受けて、モダンダンスを抽象化した「カニングハム・テクニック」を確立しました。

カニングハム・テクニックの考え方
  • 偶然性や即興性の向上
  • 純粋な身体運動の向上
  • 動きと音楽の関係性の低下
  • 物語の必要性の低下

この考え方により、「動きが揃っているのに、音楽には合っていない」という不思議な現象が起こりました。
「どうやってダンサーの感情を観客に伝えるか」を重要としていたモダンダンスに対して、「ひとつひとつの動きから伝わってくるものは観客が決める」ということを重視したということです。
このカニングハム・テクニックは、コンテンポラリーダンスに繋がる抽象的なスタイルとして、コンテンポラリーダンスを語る上で重要なテクニックとされています。
カニングハムの作品をモダンダンスではなくコンテンポラリーダンスとする人もいるほどなのです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-FwiMlDQ7rI)

エリック・ホーキンス

マーサ・グラハムの夫であり、彼女の舞踊団で初のダンサーかつソリストとなったエリック・ホーキンス。
彼は「フリーフロー・テクニック」を扱った「ホーキンス・テクニック」を編み出し、身体と心に無理をさせない、ソマティックなダンスの先駆けとなりました。
また、生演奏以外での公演をしないという精神に基づいたパフォーマンスの中で、実験的なプログラムを数多く残したのです。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=mMBNNgCqQs8)

ポール・テイラー

マーサ・グラハムに才能を見出されたポール・テイラーは、独自のテクニックを編み出しはしなかったものの、既にあるテクニックを研究して、独自のスタイルの振り付けで人々を魅了。
作品毎に雰囲気が「明るい」「暗い」と評されることはありましたが、ほとんどの作品が両方の要素を持ち合わせていました。
「生」と「死」、「愛」と「性」を扱う実験的な作品を多く手掛けたことから、コンテンポラリーダンスへの架け橋となった人物として名が挙げられます。


(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uPXAAyUjUGg)

現在(1960年頃~)

モダンダンスは、世代によって、振付家によって、様々なメソッドやテクニックを研究しています。
しかし、1960年代に入ると、そのような実験的な振り付けが少なくなり、モダンダンスの形式に反発する新たな考え方が生まれました
これが「ポストモダン」と言われ、現在のコンテンポラリーダンスへと繋がります。
身体すべてを使ったドラマティックな表現よりも、アートや音楽、最新技術などを巧みに用いて、抽象的な表現を重視したのです。
一方で、モダンダンスを代表するグラハム・メソッドやホートン・テクニックは、今でも世界中で教えられており、コンテンポラリーダンスのダンサーや振付家たちの基礎を支えています。

日本のモダンダンス


大正時代、日本では「創作舞踊」と呼ばれる踊りが石井漠らによって上演されていました。
創作舞踊とは、それまでの舞踊からの「自由」を求めた運動により誕生した踊りのこと。
つまり、モダンダンスと同じ考え方の下に拓かれたのです。
昭和に入ると、江口隆哉・宮操子夫妻がドイツに渡り、ドイツのモダンダンスである「ノイエ・タンツ」の舞踊を日本に広めました。
これを機に、「バレエ」と「モダンダンス」の違いが日本中に浸透することとなるのです。
現在、日本のモダンダンスは、アメリカやヨーロッパのダンサーや振付家からの注目を受けています。
繊細さや間の取り方などの日本人的感性を舞踊に足していったことで、海外のダンスと並び立つことができた証とも言えるでしょう。
また、「創作舞踊」の他に「現代舞踊」と呼ばれる舞踊も存在しますが、こちらは「コンテンポラリーダンス」と同義であり、現代の社会状況を表現する要素が強い舞踊のことを指しています。

モダンダンス、モダンバレエ、コンテンポラリーダンスの違い


ここまで「モダンダンス」についてご紹介してきましたが、「モダンバレエ」や「コンテンポラリーダンス」との違いをおわかりいただけたでしょうか?
表にしてまとめたので、ぜひ比べてみてくださいね。

モダンダンス モダンバレエ コンテンポラリーダンス
メソッド あり
モダンダンス特有
あり
クラシックと同様
なし
講師によってレッスン内容が異なる
クラシックバレエの要素 なし
クラシックを否定した
あり
クラシックの基礎を活かしている
あり
クラシックもモダンも活かしている
重要視されている点 肉体的・精神的な因習からの解放 個性的で自由な表現の追求 それぞれの感性を観客に伝えること
テクニック クラシックの基礎を無くしている
クラシックではあり得ない動き
下半身よりも上半身の動きを重視
クラシックの基礎を活かしながらも崩す
民族舞踊の要素を取り入れた
内股になる振付がある
回転や跳躍が無いこともある
あらゆるダンスのテクニック
複数のテクニックを求められるため高度
物語性 あり
ドラマチック
気分や感情を際立たせている
ない場合がある
抽象的で独創的なものが多い
なし
動きと感情の繋がりが抽象的
自由度 高い
ダンサーや振付家の自由
クラシックよりも高い
振付家が決めた振付を踊る
高い
ダンサーや振付家の自由
即興性 あり なし あり
表現するもの 自由な踊りの中の人間の感情
シンプルなものを大切にする
自然な身体芸術の追求
官能的な感情
人間の深層心理
ダンサーや振付家独自の世界観
身体の内側から沸き上がる感情
自然に生きるもの
今の「時代」に関するもの
音楽 ない場合がある 様々なジャンル
振付家が自由に決める
様々なジャンル
振付家が自由に決める
衣装 シンプルなもの
身体を締め付けない
演技と色調が調和している
チュチュではない
レオタードやユニタードなど
装飾を取り除いている
ユニタードなど
動きやすいもの
ヘアスタイル 自由
髪をおろす
自由 自由
裸足
トゥシューズは履かない
自由
トゥシューズを履くこともある
自由

モダンダンスの定義は、踊りの特徴だけから見ると、とても曖昧です。
しかし、踊りに対しての考え方や取り組み方を比べてみると、はっきりとした違いを感じられることでしょう。

モダンダンスに関するQ&A


モダンダンス独特の魅力を感じられたでしょうか?
「モダンダンスを始めてみたい!」と思った方もいらっしゃると思います。
ここからは、実際に始めるにあたって、よく聞く質問にお答えしていきます!

Q.|初心者がモダンダンスを始めるにはどうすればいい?

A.|モダンダンス教室に通う

まずは、モダンダンス教室を探してみましょう。
中には、バレエ、コンテンポラリーダンス、ジャズダンス、ヒップホップダンスなど、他ジャンルのダンスと共に習うことができる教室もあります。
また、通常レッスンは平日だけで、週末は劇場やワークショップの稽古場として貸し出すような教室もあるので、目星を付けた教室のことは、詳しく調べてみてくださいね。

Q.|教室を選ぶときのポイントは?

A.|自分の目的に合ったクラスを探すこと

それぞれ、自分だけの目的を持って、モダンダンスを始めたいと思っていることでしょう。
モダンダンスは様々な考え方や取り組み方がありますから、自分の目的に合わない教室やクラスを選んでしまうと、ダンスを続けるモチベーションに関わってきてしまいます。
そのため、自分の目的をしっかりと見定めて、それに合った教室を探してください
以下に、目的を判断するヒントとして例を挙げてみました。
ぜひ活用してくださいね。

モダンダンスを始める目的は何?
  • 初心者向けのクラスが良いのか?
  • プロ向けのクラスが良いのか?
  • 様々なジャンルのダンスを習いたいのか?
  • モダンダンスだけに専念したいのか?
  • 講師にこだわりがあるか?
  • メソッドにこだわりがあるか?
  • 常に新しいテクニックを取り入れられるか?
  • 自分で作品を創ることができるか?

Q.|モダンダンスってどんな衣装を着るの?

A.|ゆったりとしたドレスやワンピースなど

モダンダンスの衣装として着るのは、クラシックバレエのチュチュではなく、主にドレスやワンピースなど。
社交ダンスの衣装と兼用で作られていることもあります。
大きな袖や裾、シフォンやフレアのスカート、民族衣装風なものなど様々ですが、大きくてゆったりとしている衣装が多いのが特徴です。

Q.|モダンダンスはトゥシューズを履く?

A.|履きません

モダンダンスは、「裸足」で踊るのが通例です。
トゥシューズという制約から解放されたのがモダンダンスですから、トゥシューズとは縁遠いダンスになります。
もし、トゥシューズを履きたいとお思いでしたら、クラシックバレエやモダンバレエのクラスがある教室で習ってみるのもアリかもしれません。

まとめ


先生から言われたことをそのまま真似し続けるだけでは、幅広い表現を身に付けることはできません。
自分自身で考えることが必要になります。
その点、モダンダンスでは自由で独創的な表現を学ぶことができるため、表現力を高めることができるでしょう。
現に、多くのプロダンサーが、モダンダンスのメソッドを修得しているのです。
「自分だけのダンスを踊りたい」「表現力を身に付けたい」と思っている方は、ぜひモダンダンスを始めてみてください。
シンプルに身体を使うことの大切さと面白さを感じることができるはずです。