人間離れした動きをするロボットダンス。
「興味はあるけれど、どういったダンスなのか説明できない…。」という方は多いと思います。
ネット上には、ロボットダンスに関する情報は数多くありますが、表現しにくい要素を持つことから、まとまった情報は得られにくいことでしょう。
本記事では、ロボットダンスの特徴や歴史、有名人、神業やテクニック、ロボットダンスに合う曲、衣装、スクールの選び方など、徹底的に解説していきます。
動画も併せてご紹介しますので、「自分はこうなりたい!」という、かっこいい姿をイメージしやすくなるはず!
ロボットダンスの基礎を知ることで、ロボットダンスをより身近に感じてみてください!
ロボットダンスとは?
名前の通り「ロボット」を表現するダンス。
カクカクと動いたり、直線的な動きをしたり、関節でガシッと止まるような動きが多いですね。
「ASIMO」「PEPPER」など、「人間らしい動きをする本物のロボット」が増えてきているので、人間が不思議な動きをするという点において、以前より高いレベルが求められています。
「WORLD ORDER」「黄帝心仙人」「Time Machine」など、メディア露出の多いアーティストの神業パフォーマンスを見て、驚愕した方も少なくないことでしょう。
また、ダンスジャンルの区分から見ていくと、ロボットダンスは「ポップダンス」というジャンルの中の「アニメーションダンス」というスタイルに使われるテクニックの1要素です。
つまり、正式には「ロボットダンス」というジャンルもスタイルも存在しないということですね。
とはいえ、メディアでわかりやすく表現するために、日本では「アニメーションダンス」のことを「ロボットダンス」と呼ぶ人が多いのが実状になります。
ロボットダンスの歴史
「ロボットダンス」の歴史を紐解く上で、「ポップダンス」と「アニメーションダンス」の理解は欠かせません。
ポップダンスとは、1970年代後半に誕生した、50年ほどの歴史を持つストリートダンスのことで、たくさんのスタイルが存在します。
アニメーションダンスは、その中のひとつです。
- ブガルースタイル
- アニメーションダンス
- ボッピングスタイル
- ストラッティングスタイル
- ブーヤースタイル
- リキッドポップ
アニメーションダンスが世間に知られるようになったきっかけを作ったのは、「エレクトリック・ブガルーズ(Electric Boogaloos)」というグループのブガルー・サム(Boogaloo Sam)です。
1984年に公開された映画『ブレイクダンス(Breakin’)』に出演したブガルー・サムが、ロボット、ウェーブ、ダイムストップ、スローモーションなどのアニメーションダンスのテクニックを披露しました。
このアニメーションダンスをパフォーマンスとして取り入れ、全世界に広めたのがマイケル・ジャクソンです。
ムーンウォークが彼の代名詞であることは、言うまでもありませんね。
今では、多くのダンサーが編み出したスキルが積み重なり、アニメーションダンスに活かされています。
『ダンスロボットダンス』から伝わるロボットダンスへの想い
ロボットダンスと言えば、『ダンスロボットダンス』を思い浮かべる人がいるかもしれません。
VOCALOIDのプロデューサー、ナユタン星人が作詞作曲した『ダンスロボットダンス』は、スマホゲーム「#コンパス 【戦闘摂理解析システム】」に登場するキャラクター・Voidollのテーマソングであり、今では「#コンパス」のテーマソングとしても扱われています。
「ボカロPと絵師が25人集まってダンスロボットダンスMVアレンジメドレーしてみた」り、歌い手6人によるボーカルグループ「すとぷり」が歌ってみた動画を投稿したり、ロボットダンスをイメージした踊ってみた動画が数多く投稿されたりと、ブームを巻き起こしました。
「ロボットダンス」というカテゴリーから、新しいムーブメントが生まれることもあるのです。
ロボットダンスは、「踊る」という側面に加え、「演じる」という側面も持ち合わせており、ストーリー性の中でテクニックを魅せることに長けています。
パフォーマンスの要素の強いロボットダンスに関わる上で、流行をキャッチしていく視点も大事になることでしょう。
また、『ダンスロボットダンス』の歌詞には、ロボットダンスへの強い想いが込められていると推測されます。
恥ずかしいこともある。
苦手なこともこなしていかなければならないときがある。
このように思わせてくれるのです。
ダンスに挑戦したことのない方でも、新しいことにチャレンジする勇気を貰えます。
ダンスをしたいという想いは、誰かの意志ではなく、自分の意志なのです!
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=g7dvpD_zlIM)
ロボットダンスの神業動画
ロボットダンスと言うと、カクカクとした動きばかりをするイメージがあるかもしれませんが、それだけがロボットダンスではありません。
アニメーションダンスのテクニックを多用した、私たちのイメージを遙かに超えたダンスがたくさんあるのです。
ダンスバトルやショーなどで披露してされたパフォーマンスは、人間業とは思えないものばかり。
数ある神業動画から厳選しましたので、ぜひご覧ください。
驚愕のパフォーマンスを魅せる海外のロボットダンサー
まずは、驚愕のパフォーマンスを魅せる海外のロボットダンサーたちをご紹介します。
MARQUESE SCOTT
YouTubeで一世風靡した世界一のダンサー、マーキューズ・スコット。
こちらの動画では、ロール、スライド、コブラなどのテクニックを使っています。
これらの基本的な技術を極めることで、非常に独特で不思議な世界観を作り出しているのです。
スロー再生ではないのか?
CGじゃないのか?
そう思えてしまうほど、「時間」や「空間」を錯覚してしまうことでしょう。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=LXO-jKksQkM)
REMOTEKONTROL
ジュリアス・シソルム(Julius Chisolm)、ブライアン・ゲイナー(Bryan Gaynor)、先述したマーキューズ・スコットの3人で構成されるダンスユニットが、リモートコントロール。
アメリカのテレビ番組「アメリカン・ダンスアイドル」「アメリカンズ・ゴット・タレント」に出演した経験もあり、非常に高い知名度と人気を誇っています。
全身を金色に塗ることで人間味を失った見た目は、とても特徴的ですね。
見た目に劣らず、人間離れしたダンスを魅せるので、もはやロボットにしか思えません。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=mqRxoo3Nfdc)
Poppin john
「THE LXD」などのダンスチームに所属し、幅広いメディアで活躍しているポッピン・ジョン。
ウェーブやダイムストップのテクニックを中心に表現を高めており、マーキューズ・スコットとは、また違う空気を作り出しています。
アニメーションダンスのみならず、ポップダンス全般の技術が非常に高く、様々な顔を覗かせるダンサーです。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=uOUVE5rGmhM)
SALAH
「UK B-Boy CHAMPIONSHIPS」「JUSTE DEBOUT」「DANCE ALIVE WORLD CUP 2018」で優勝するなど、数多くのダンスイベントでその名を刻んでいるサラー。
2006年の「BOTY」で披露したソロショーケースは、人々に衝撃を与えました。
身体を別々の生き物のように操るダンスは、テクニックだけでなく、魅せるパフォーマンスを追求したことで生まれたものでしょう。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=diBeYXb4wLM)
Dytto
まるでバービー人形のような動きを魅せる女性ダンサー、ディトー。
「WORLD OF DANCE」などの出場をきっかけに、瞬く間に人気となり、プロダンサーへと転向しました。
1998年生まれの彼女は、これからの成長も期待される若手ダンサーのひとりです。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=5CvwgC-WQlo)
世界で活躍する日本人のロボットダンサー
日本人も海外のダンサーたちに負けてはいません。
次に、世界で活躍を見せる日本人のロボットダンサーたちをご紹介します。
WORLD ORDER
一般的なイメージ通りのロボットダンスと言うと、ワールド・オーダーでしょう。
ワールド・オーダーは、元格闘家、現在はタレント、政治家、作家として活躍する須藤元気が率いる7人組のパフォーマンス集団です。
アイソレーション、スローモーションなどの基本的なテクニックを用いて、非常にわかりやすく曲を表現しています。
このPVを観てわかる通り、ロボットダンスはパフォーマンスとして映えやすいのです。
また、背景、人並み、衣装などを含めた仕上がりの高さには、日本人はもちろん、アメリカ、カナダ、ヨーロッパなどでも熱烈な支持を受けています。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=NGdyaDnnrLM)
黄帝心仙人
振付師、ダンススクールの講師としても活躍するアニメーションダンサー、黄帝心仙人(こうていせんにん)。
自身が振付・出演を務めたUNIQLOのCM『mixplay』は、カンヌ国際広告賞、世界三大広告賞を含めた23賞を制覇するという日本初の快挙を成し遂げました。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-ijgnQ1vTP4)
Time Machine
先述の黄帝心仙人が率いるダンスチーム、タイムマシーン。
アメリカの「ゴット・タレント」の出演で一躍有名となりました。
照明、衣装、構成に至るまで、完璧な計算が施されたダンスは、他のダンスチームとはまた違う世界観を作り出し、人々を惹き込んでいます。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=XqHlvXQWIZc)
蛯名健一
2013年、アメリカのオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」で、日本人初の優勝を果たした蛯名健一(えびな・けんいち)。
ハロウィンヘッド(首落ち)というテクニックの他、様々なマジックが組み込まれたロボットダンスを披露して、観客、視聴者、審査員のすべてを魅了しました。
普段は辛口の審査員が大賛するコメントを残すほどだったのです。
また、アポロ・シアターで開催されている、プロダンサーへの登竜門イベント「アマチュアナイト」では7回連続優勝しており、日本人初の年間チャンピオンも獲得しています。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=cn-NsWRtaSY)
TRIQSTAR
和風アニメーションダンスチーム、トリックスター。
2015年には、オーディション番組「アジアズ・ゴット・タレント」において、日本人で唯一、決勝戦の6組に選出されました。
これを機に、アジアなどの海外でも活躍を見せています。
このショーケースでは、からくり人形を彷彿とさせる和風のロボットダンスを披露しました。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=-EHQY8_OC2Q)
ロボットダンスの基礎
ロボットダンスを学ぶ上で会得したいのは、アニメーションダンスのテクニックです。
ロボットのような雰囲気を出すためには、まず、ヒット、ウェーブ、ロールの3つの基礎を覚えましょう。
この3つができるようになると、ロボットダンスがある程度踊れるようになります。
ヒット(ポップ)
「筋肉を弾く」という意味の「ヒット」。
ポップダンスのリズムの取り方で、アニメーションダンスに必須のテクニックです。
筋肉を脱力させた状態から、瞬間的に最大の力を入れて緊張状態にすることで、何かに当たってから「バチィッ」と跳ね返ったように見えます。
また、同じ動きをする「ポップ」の方は、跳ね返る動きはなく、ヒットした瞬間にそのポーズのまま止まるので、この違いは意識しましょう。
「ヒット」の場合、力を入れることに意識を向けてしまいがちですが、いかに弛緩状態を作れるかがコツ。
初心者は、自分の得意な部位から練習すると良いでしょう。
おすすめは、腕と足。
特に前腕が覚えやすいと言われています。
ロール(アイソレーション)
ポップダンスのみならず、ストリートダンスの基礎でもある「アイソレーション」。
ロボットダンスにおいても、もちろん重要な基礎となります。
特に、「ロール」は「アイソレーション」よりも、身体の部位をひとつだけ動かす意識が強いので、しっかりとアイソレーションを身に付けて、ロールの動きに活かしましょう。
「ロール」のポイントは、動かしていない部分を固定するという意識。
ロールする部位の動きを大きくするよりも、ロールしない部位を動かさないことで、よりロボットダンスらしい不思議さが表現できます。
ウェーブ
身体や腕に波や電流が通っていくように見せる動き。
アイソレーションが基礎となっているので、ロールの練習が進むうちに、段々と形になるはずです。
おおまかに分けると、肩、胸、腹、腰を動かす「ボディーウェーブ」と、肩、手、肘を動かす「ハンドウェーブ」のふたつがありますが、どちらもコツは変わりません。
ウェーブを作るためには、「山」が複数できないように、順番に、滑らかに動かす必要があります。
身体のパーツを別々に動かし、ひとつひとつを壁にくっつけていくイメージを持ちましょう。
部位 | 参考動画 |
---|---|
ボディーウェーブ (肩・胸・腹・腰) |
https://www.youtube.com/watch?v=Ij5YPNT2oiM |
ハンドウェーブ (肩・手・肘) |
https://www.youtube.com/watch?v=JB_sa_k0N1U |
ロボットダンスの基本テクニック
ここでは、アニメーションダンスでよく使われるテクニックを一部ご紹介します。
同じテクニックを使っていても、ダンサーによって表現が異なるため、全く別のテクニックのように見えることもあるのが、ロボットダンスの面白いところ。
豊かな表現を身に付けるためにも、基本テクニックを欠かさず練習するようにしましょう。
ロボット
「ロボットダンス」の名の由来ともなった、ロボットのように見える動き。
ロボットがギーッ、ガシャッと動くように踊るためには、動かしたい部位にアクセントを付けられるようにしましょう。
動き始めと動きを止めるときに、瞬間的に力を入れるのがコツになります。
ロールが上手くなるほど、ロボットらしい動きになるはずです。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=R02Sps4IF-s)
ダイムストップ
「ストップのコントロール」とも言うべき「ダイムストップ」。
ヒットのように弾くのではなく、筋肉の内側に力を込めて動きを止めましょう。
もちろん、瞬間的に力を入れる前に、脱力させることが大切。
「ピタッ」としっかり止まることができれば、より人間離れした動きに見えます。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KKDr6w0KRUs)
スローモーション
動きのスピードを等速のまま、スロー再生するかのような動き。
宇宙遊泳や水中での動きを表現することもできます。
「巻き戻し」などの時間を操作する動きが多いので、スローモーションの練習はとても大切。
自然に見せるコツはダンサーによって変わりますが、呼吸を表現するイメージで胸のロールを活かす人もいます。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=pyRppPlGL-0)
ティッキング
ヒットとロールを基礎にしたテクニック。
ビデオをコマ送りしているかのように、カクカクと動かします。
曲のビートに合わせて、関節ごとに順番に動かして、リズムを刻みましょう。
時計の針がチックタックと動く様子を思い浮かべるのも良いですね。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=H2lp1bnaZNY)
ストロボ
ストロボとは、写真撮影のときに用いる「フラッシュ」のことを指します。
フラッシュを連続して点滅させたときに照らし出される残像によって、人の動きがパラパラ漫画のように間引かれて見える軌跡が、アニメーションダンスにおける「ストロボ」です。
ティッキングでは、ひとつひとつの動きのスピードを等間隔にしますが、ストロボでは、音に合わせてスピードを変化させます。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=yqPEeL1Ia3Q)
コブラ
胸のロールを活用して、円を描くように胸を動かし、ヘビのようにうねるような動きを表現します。
まずは胸の動きから、次に肘の向きに注意しながら、手が綺麗に見えるように練習しましょう。
「キングコブラ」という応用技もあるので、慣れてきたらチャレンジしてみてください。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=W0WD8QWO_SA)
バックスライド(ムーンウォーク)
マイケル・ジャクソンの代名詞である「ムーンウォーク」は、正式には「バックスライド」と呼ばれています。
「バックスライド」は、前に歩いているように見せながら、後ろに滑る動きのこと。
この動きを活用すると、床を浮遊しているかのように表現したり、時間を巻き戻しているかのように見せることができます。
片足の爪先に重心を置き、もう片方の足をすり足させるのが基本的な動きで、体重移動だけでなく、足の向きや角度などの細かいところまで意識して踊りましょう。
頭の高さを変えないようにするのもポイントのひとつです。
最初のうちは、靴下を履いてフローリングで練習してみてください。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=O3QhkaLWBvc)
タット
指先、手首、肘、腕などの部位を細かく使い分けて、パズルや知恵の輪のように組み立てる、「タッティング」とも呼ばれるテクニック。
中でも、両腕を使って過去の形を作る「ボックス」や、古代エジプトの壁画をイメージした「キングタット」が有名ですね。
モチーフとなったのは、古代エジプトの壁画に描かれた象形文字。
元々、平面をイメージして作られましたが、最近では、立体的かつ流動的な表現も増えています。
ウェーブとロールを活かして、動く箇所と止まる箇所を明確に見せるのがポイントです。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bcObiVmQdqM)
ロボットダンスに合うおすすめの曲7選!
ポップダンス全般で言うと、ファンクな楽曲も選択肢に挙がりますが、ロボットダンスの表現に向いているのは、ダブステップやエレクトロニカなどの楽曲です。
これらのジャンルは、ビートが強いため、ヒットが打ちやすく、機械音のような動きが世界観を作るのに役立ってくれます。
さらに、音ハメしやすい曲だと、ウェーブやロールなどの滑らかな動きもかっこよく踊れることでしょう。
数ある楽曲の中から、おすすめの曲を7つご紹介します。
好きな曲を見つけてくださいね。
『Bangarang feat. Sirah』――Skrillex
スクリレックスは、グラミー賞に何度もノミネートされているアーティストで、『Bangarang feat. Sirah』は、最優秀賞を獲得しています。
この曲を使用したアニメーションダンスはとても多く、楽曲のインパクトも相まって、印象的な作品がたくさん作られました。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=YJVmu6yttiw)
『Harder Better Faster Stronger』――Daft Punk
残念ながら解散してしまいましたが、数々の名曲を生み出したアーティストです。
ダフトパンクが作るわかりやすいノリの良さは、ポップダンスやアニメーションダンスに最適。
他にも、auのCMで使われた『One more Time』などが有名ですね。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=gAjR4_CbPpQ)
『More Bounce To The Ounce』――Zapp & Roger
ポップダンスを踊る上で、見逃していけないアーティストのひとつ、ザップ&ロジャー。
この楽曲は、10年以上前からイベントやショーケースなどで使われています。
打ち込みのスネアドラムの音がハッキリと聞こえるので、ヒットの練習にうってつけですね。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=lK6wOG_aDl8)
『Moments in love』――Art of Noise
不思議な雰囲気が印象的な楽曲。
この曲に合わせてロボットダンスを踊れば、きっと映えることでしょう。
選曲も世界観の演出のひとつであると感じさせてくれます。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ux3u31SAeEM)
『The Robots』――Kraftwerk
タイトル通り、ロボットダンスのための曲。
リリックの少なさが、踊りやすさを向上させています。
ロボットにギターを弾かせたり、ロボットのマネキンが登場するなど、ライブの演出も印象的ですね。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=okhQtoQFG5s)
『Ants』――edIT
ロボットダンスの楽曲として人気の一曲。
特徴的な音があるので、ダンスを合わせるのは大変かもしれませんが、ダンスとマッチしたときの見栄えは抜群です。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nGT8VnHy34g)
『First Person Shooter』――Celldweller
エレクトロサウンドとロックが見事に融合していた楽曲。
映画やゲームなどにも数多く提供されています。
ダンスナンバーとしては珍しい、強めのロック色と、どんどん変わっていく曲の雰囲気に合わせた振付ができれば、観客を釘付けにできることでしょう。
(引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ql3g1BUVfJs)
ロボットダンスに関するQ&A
アニメーションダンスの基礎、テクニック、楽曲などを紹介してきました。
ここからは、ロボットダンスを始める上で、よく訊かれる質問にお答えしていきます。
ぜひご参考ください。
ロボットダンスを始めるにはどうすればいい?
スクールに通う or 独学
独学の方が難易度が高いのは間違いありません。
アニメーションダンスは、基礎のテクニックを始め、感覚が掴みにくい要素が他のダンスより多いため、いつでも上級者に質問できる環境の方が、上達が早いでしょう。
とはいえ、「踊れている」という感覚が得られにくく、挫折するパターンが多いというのも事実です。
「途中で止めたくなってしまうのは怖い」と思う方は、ぜひネット上に上がっている練習用の動画で好きな技を練習してみてください。
一度経験してみて、「ロボットダンスが楽しい」と思ってからスクールに通い始めても、決して遅くはありません。
大人の初心者でもロボットダンスはできる?
できる
一般的なダンスと言うと、子ども向けの内容が多いように思えますが、アニメーションダンスは大人向けの内容が濃いジャンルです。
年齢が高くなってから有名になるアニメーションダンサーも多いことからも、相応の理解力が求められると言って良いでしょう。
そのため、大人の未経験者クラスがあるスクールや、オンラインレッスンを行なっているスクールも増えています。
現在はダンスを習う環境が多様に用意されているので、ご自身に向いた環境がきっと見つかるはずです。
スクール選びのポイントは?
自分の目標が叶えられるかどうか
一口にアニメーションダンスのスクールと言っても、比較・検討すべき要素はたくさんあります。
- 習うことのできるダンススタイルは何?
- 講師との相性は?
- 発表会はある?
- レッスン費の料金や支払い方法は?
- 自分のレベルに合ったコースはある?
- 無理のないレッスン時間になっている?
- 通いやすい立地?
これらを検討する上で、何よりも大切になってくるのが、「自分の目標は何か?」という点です。
いつかパフォーマーになりたい、という場合と、運動の一環で習い事として楽しみたい、という場合では、適した環境が全く異なります。
まずは、自分の目指したい場所、表現したいものが何かを見極めてから、それに合ったスクールを探してみてください。
ロボットダンスを始めるときに必要なものは何?
練習着、シューズ、やる気
アニメーションダンスを習う上で、特別に必要になるものは特にありません。
ノーブランドでも構わないので、練習用の服と、踊りやすいシューズがあれば十分です。
それよりも大切なのは「やる気」です。
自ら進んで、貪欲に学んでいく姿勢が何よりも大切だと言って良いでしょう。
ロボットダンスの衣装はどんなもの?
ダンススタイルとパフォーマンスの内容に合わせる
ロボットダンスにおいて、服装が与える印象はとても大切です。
テーマが日常か非日常なのかでは、イメージが全く異なりますよね。
スーツを着込んだり、サテンシャツとスラックスでまとめたり、ビックサイズのパーカーを羽織ったり、スマートなスキニーを履いたりと、様々な魅せ方ができます。
TPOに合わせる、という感覚で衣装を選ぶと良いでしょう。
ロボットダンスを上手に踊るためのポイントは?
「踊る」よりも「演じる」意識を持つ
ロボットダンスは、ダンスに詳しくない人が見ても、一目で凄さが伝わってきますよね。
これは、日常生活ではあり得ない動きをしたり、ストーリー性があったりと、「踊る」要素よりも「演じる」要素が強いからだと言えます。
この「演じる」意識を持つためには、まず「感じる」ことが必要です。
ロボットの動きをイメージするだけでなく、本物のロボットの動きを見ることも必要になるでしょう。
身体のパーツのひとつひとつを感じて、分解して踊るようにしてみてください。
また、「演じる」には、細かくて緻密な踊り分けが大切。
普段使わない筋肉を動かすためには、根気よく練習する必要があります。
まとめ
アニメーションダンスは、神業と呼ばれるほどに人間離れしたように魅せられるテクニックがたくさんあります。
そのため、一見するだけでは、とても難しそうに見えますよね。
もしかすると、始めるには相応の勇気が要るかもしれません。
しかし、一度コツさえ掴んでしまえば、上達する一方だとも言えるのです。
基礎の練習を積み重ねることで、必ずマスターできます。
おうちの中でも練習できるものばかりですので、毎日コツコツと練習してみてください。
また、アニメーションダンスの基礎は、他のジャンルのダンスにも通じる点がたくさんあります。
アニメーションダンスの練習は、どんなダンスにも必ず活きてきますので、自分のダンスに磨きをかけたい方も、ぜひチャレンジしてみてください。