普段テレビなどでよく目にするダンスパフォーマンス。
そのほとんどが「ジャズダンス」であることはご存知でしょうか?
ヒップホップダンスと同じくらいに高い知名度を誇っているため、聞き覚えのあるジャンルだと思う人は多いと思います。
しかし、その特徴を答えられる人は、少ないかもしれませんね。
今回は、ジャズダンスが他のジャンルのダンスと何が違うのか、詳しく解説していきます。
華やかで魅せることに長けたジャズダンスの魅力に迫っていきましょう。
ジャズダンスとは?
元々、ジャズミュージックに合わせて踊るダンスのことを「ジャズダンス」と呼んでいました。
しかし、現在は必ず使用される曲や振り付けが決まっているわけではないので、定義が非常に曖昧になっています。
とはいえ、「ジャズダンスらしさ」が無い、ということではありません。
定義が曖昧だからこそ、あらゆるジャンルの音楽に合わせて踊ることができますし、形に囚われることもありません。
自身の感性や想いを乗せて、全身で自由な表現をできるのが、ジャズダンスなのです。
では、どのような経緯でジャズダンスが成立したのでしょうか。
その歴史と特徴を深掘りしていきましょう。
ジャズダンスの歴史
ジャズダンスの発祥には諸説あり、時期も国も明確になっていませんが、その発展のきっかけとなったのは、黒人奴隷という悲しい歴史です。
自由や言葉、家族までをも奪われ、強制的にアフリカからアメリカに連れてこられた黒人たちは、アフリカンダンスをも禁止されてしまいます。
アフリカンダンスとは、太鼓によって生まれるアンサンブルに合わせたダンスのこと。
暮らしに深く根付いていた文化さえ、奪われそうになったのです。
しかし、アフリカ音楽にルーツのあるジャズミュージックと、その音楽に合わせたジャズダンスが栄え始めたことで、歴史が動きました。
ジャズミュージックとジャズダンスはますます発展し、黒人奴隷の心を強く支えるほどの役割を果たすようになったのです。
一方で、白人がわざと顔を黒く塗り、容姿や動作、口調だけでなく、ジャズダンスやジャズミュージックまでも真似をしたミンストレル・ショーも流行。
人種差別を助長するこのショーは大衆芸能にまでなりますが、これが流行したことにより、皮肉にもジャズダンスやジャズミュージックの知名度と人気も高まりました。
次第に、攻撃的なミンストレル・ショーは衰退し、ジャズダンスとジャズミュージックは様々なジャンルの要素を含みながら自由に発展し、現在に至ります。
以下のリンクには、他のダンスの歴史も書いてあります。
アフリカ黒人の人々がルーツとなるダンスはたくさんあるので、比べてみると、より違いがわかるはずです。
ヒップホップや他のダンスとの違いは?
ヒップホップダンスはストリートダンスに属している一方で、ジャズダンスは「バレエの要素」を含んだダンススタイルが主流。
この違いが、ジャズダンスとヒップホップダンスの根本的な身体の使い方の違いに関わってきます。
特に、他のダンスとの違いが出やすいのは、「手」と「アイソレーション」です。
ジャズダンスで手を伸ばす時には、一直線になるように真っ直ぐ伸ばし、指先にも気を配り、バレエのような指の形を作ることが多くなります。
ヒップホップダンスを始めとするストリート系のジャンルでも手を伸ばす振りはたくさん出てきますが、肘や指先まで真っ直ぐに伸ばすと、返って格好悪くなり、どこか決まらないですよね。
アイソレーションでも同様のことが言えます。
ヒップホップダンスのアイソレーションの場合、姿勢を綺麗にしたり、指先までも意識を向けてしまうと格好悪くなりますが、ジャズダンスのアイソレーションの場合、強調する部位だけでなく、他の部位も緊張させることで、綺麗に魅せることができるのです。
ジャズダンスを踊る上で、手やアイソレーションへの意識が低いと、だらしなくメリハリのない踊りになってしまう、ということですね。
ヒップホップダンスとの違いをより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
では、ジャズダンスが含んでいる「バレエの要素」とは一体何でしょうか。
バレエについて少し触れてみましょう。
バレエの要素とは?
様々なジャンルのダンスが混ざり合ったジャズダンス。
その基礎となる「バレエ」の特徴は以下の通りです。
- 上から吊られたような姿勢
- 真っ直ぐに伸びた指先
- 横顔の角度までも計算された美しさ
優美さや上品さ、柔軟性、バランス、ターンやジャンプなどのテクニックなど…。
バレエは、ダンス経験の有無に関係無く、どこを切り取っても綺麗な印象を受けますよね。
ジャズダンスでは、これらを使って、曲も振り付けも自由に決められます。
さらには、ヒップホップのリズム取り、テンポの良さ、スピード感、そして、忘れてはならない「表現力」を合わせることで出来上がるのです。
バレエについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでみてくださいね。
身体を常に緊張状態にさせるバレエと、リラックスさせるヒップホップダンス。
どちらの要素も取り入れるとなると、両立が難しくなりますが、それがジャズダンスの表現の自由度を高める一因ともなっているのです。
ジャズダンスにはどのような種類がある?
他のジャンルのダンスの要素が複雑に絡み合い、互いに影響し合って様々なスタイルに分かれているのがジャズダンスの醍醐味です。
そのため、スタイルの境界線は曖昧で、振付家によっても捉え方が異なります。
中でも、よく聞くスタイルにどのような特徴があるのかを見ていきましょう。
ジャズヒップホップ
ジャズダンスにヒップホップダンスの要素が合わさったのがジャズヒップホップです。
安室奈美恵さんや三浦大地さんのように、歌いながら踊るアーティストはジャズヒップホップの要素が強い印象を受けます。
ベースにヒップホップダンスのリズムを使いながら、歌詞に合わせた振りではジャズダンス特有の綺麗な指先や流れるような動きが用いられるなど、表現の幅が非常に広いスタイルです。
ジャズファンク
ジャズダンスにファンクの要素が加わったジャズファンクは、ジャズヒップホップと比較すると、より力強くノリの良いスタイルです。
音楽においても定義が曖昧になりやすいですが、ジャズは耳で楽しむのに特化しているのに対して、ファンクは踊りに合うように進化した音楽であることを念頭に置くと、踊りにおいても違いがわかりやすいと思います。
ジャズファンクでは、女性らしさが強調される振りが多いですが、曲線的な美しさではなく、ファンク特有のキレを活かしている振り付けが多いのが魅力です。
シアタージャズ
ビックバンドサウンドに合わせ、オーソドックスな振りを用いたのがシアタージャズです。
衣装もジャケットとスラックスに帽子や手袋など小道具を用いることが多いので、どの振付家でもひと目見るとわかりやすいのがシアタージャズの特徴。
シアタージャズは、他のスタイルよりもダブルターンやバットマンなどの技が使われることがとても多いので、上級者向けとも言えます。
スロージャズ
名前の通り、スローテンポな曲調に合わせて踊るのがスロージャズです。
ゆっくり動くので、繊細な動きや体幹が必要で誤魔化しが効きません。
モダンダンスやバレエ、コンテンポラリーダンスの経験者の方は、スロージャズから始めると踊りやすいと思います。
ヒールジャズ
ダンス用のヒールを履いて踊るヒールジャズ。
ジャズダンスのルーツであるタップダンス同様、フットワークやステップが重要になるので、ダンスの技術だけでなく、ヒールを履いたまま自由に動くテクニックが必要になります。
最近では、男性がヒールを履くこともありますが、基本的には女性らしい身体のラインを強調した振り付けになっています。
綺麗な歩き方、女性らしいプロポーション、セクシーな仕草を身に付けたい方にはうってつけですね。
ジャズダンスはどのような場面で目にする?
華やかなでメリハリのあるジャズダンス。
私たちは、意識しないだけで、ジャズダンスをよく目にしています。
どのような場面で目にするかを知ると、イメージが具体的になりやすいはずです。
テーマパークのショー
テーマパークのショーには、ジャズダンスの要素が十分に詰まっています。
思い出してみると、指先まで手を綺麗に伸ばし、足を軽々と高く上げ、ステップとターンで移動する動きが思い浮かぶのではないでしょうか。
ストリート系のダンスのような、崩して踊る振りは少ないですよね。
メリハリがありながら、バレエ同様に、どの場面を切り取っても綺麗なのが特徴として挙げられます。
また、ショーに使われている曲に合わせて踊る「テーマパークダンス」というスタイルもあり、必要な筋力や表現力を培うこともできます。
テーマパークダンサーを目指している方は、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ミュージカル
宝塚歌劇団や劇団四季などのミュージカルで踊られるダンスも、実はジャズダンス。
オーディションの受験科目にジャズダンスが入っているほどなのです。
テクニックや柔軟性など、バレエの要素を多く含んだジャズダンスを極めた宝塚のOGが、卒業後にダンス講師になることもあります。
また、ブロードウェイのミュージカルでも、ジャズダンスが観られるようになりました。
ショーダンスやシアターダンスの基礎に、ジャズダンスが欠かせなくなったのがわかりますね。
アイドルの振り付け
アーティストやアイドルが、華やかな衣装を身に纏い、表情豊かに踊っているダンスも、実はジャズダンス。
もちろん、ヒップホップダンスやロックダンス、アクロバットなど様々なジャンルの要素が混ざり合っているため、ジャズダンスだけではありませんが、基盤にはジャズダンスがあります。
KinKi Kidsの『硝子の少年』を参考にしてもらうとわかりやすいのではないでしょうか。
サビの「硝子の少年時代の 破片が胸へと突き刺さる」の部分では、パドブレ→溜める→ターンの順に、歌詞と曲のリズムを取っています。
サビに注目するだけでもジャズダンスの要素を十分に感じることができますね。
『硝子の少年』では、Aメロの歌い出しまでにダブルターンやステップがふんだんに盛り込まれているので、ジャズダンスってどんなもの?と思った時に見ると、すぐに特徴をつかむことができるはず。
最近では、田原俊彦さんの『抱きしめてTONIGHT』や少年隊の『仮面舞踏会』など、80年代頃のジャニーズのような曲全体にオーソドックスなジャズダンスの振り付けが用いられることはほとんどありません。
とはいえ、転調するときのターンやステップ、バラード調の振り付けには、ジャズダンス特有の綺麗な魅せ方がアクセントとなっています。
J-popやアイドルソングなど、ジャズ以外の音楽にも合わせることのできるジャズダンスを見ると、新たな気づきが得られることでしょう。
ぜひ振り付けに注目してご覧になってくださいね。
バックダンサー
多くのダンサーやダンスグループが活躍している近年、バックダンサーの仕事も増えてきています。
バックダンサーは、自身の技術や個性を正面に出すのではなく、主役を引き立てることが重要。
出演者や制作陣、公演に携わる人々のチームプレーを乱さない協調性や社会性も試されます。
また、ジャズダンスを基本としながらも、ヒップホップ、レゲエ、K-POP、R&Bなど、様々なジャンルのダンスを修得し、常に新しいスタイルを取り入れることで、活躍の場が広がるのです。
ジャズダンスに必要なスキルは?
ジャズダンスは、習うときに、他のジャンルよりも敷居が高いと思われがち。
それが何故か知るためにも、ジャズダンスに必要なスキルを見ていきましょう。
柔軟性
ジャズダンスを踊る上で絶対に欠かせないのが柔軟性。
足を高く上げたり、開脚する振りが多く、見どころとなっています。
柔軟性が無い振り付けだと、単調な印象を受けやすいので、ジャズダンスを魅力的に踊るなら、柔軟性は避けては通れない道ですね。
ジャズダンスの華やかな魅力の秘訣とも言える点です。
振りのメリハリ
ジャズダンスは、伸びとキレのメリハリがとても重要です。
もちろん、ヒップホップダンスなどの、他のジャンルのダンスにも共通して言えることですが、メリハリの幅を特に意識する必要があります。
指先にまで神経を配り、繊細に踊る「伸び」の部分と、俊敏に動く「キレ」の部分の両立が求められるのです。
アイソレーション
アイソレーションとは、体の一部だけを動かすことです。
ヒップホップダンスによく使われるイメージが強いですが、ジャズダンスを踊る時も必ず練習します。
ヒップホップダンスでは、アクセントとしてアイソレーションが使われることが多いですが、ジャズダンスでは、左右対称に使うことが多め。
アイソレーションがより目立ちますね。
リズム感
ジャズダンスのリズムの取り方は非常に独特です。
ヒップホップダンスのように、一拍おいてリズムの取り方を変えることも多いですが、ビックバンドのような音楽に合わせるときには、リズムの取り方が複雑になってきます。
ジャズミュージック自体、ダブルカウントが当たり前なのに加え、即興に特化しているので、メインの演奏者がコロコロ変わりがち。
実は、ダンスと合わせるのはとても難しいのです。
実際に動いて練習することももちろん重要ですが、何度も音楽を聞いて耳を慣らす必要もあります。
ジャズダンスの基本動作
ジャズダンスにはどのような動きが出てくるのでしょうか。
実は、バレエやモダンダンスを習っている方なら、よりスムーズに始められる動きが多いのです。
プリエ
膝とつま先を外向きにしながら、膝を曲げる動きのこと。
少し曲げることを「ドゥミ・プリエ」、深く曲げることを「グラン・プリエ」と呼びます。
上半身を休ませず、背筋を伸ばしながら、お尻が後ろに出ないようにするのがポイントです。
パッセ
片足を地面に付けながら、もう片方の脚を三角形の形にする動きのこと。
ジャズダンスのパッセは、足を開いた状態にするときと、平行にするときの2パターンに分かれています。
前者は、前から見たときに三角形になっていて、後者は、横から見たときに三角形になっているイメージです。
パドブレ
つま先立ちしながら、足を細かく動かす動きのこと。
足をサイドに開く→クロス→サイドに開く、を繰り返してステップを刻みます。
重心を真ん中に乗せることを意識しましょう。
バットマン
バットマンとは、足を高く上げる動きのこと。
左右前後に足を上げますが、ジャズダンスでは前と左右に使われることが多いです。
アクセントとして片足を高く上げたり、左右交互に上げながら前に進んだりなど、多様な使われ方があります。
シェネ
フランス語で「鎖」を意味するシェネは、バレエの回転技のひとつです。
ジャズダンスでのシェネは、移動やリズム取りなど、様々な使われ方がありますが、回る時の軸足を前に出し、構えて準備(プレパレーション)してから連続して回るのが基本です。
ダブルターン(ダブルピルエット)
ダブルターンもシェネ同様に回転する技のひとつですが、シェネは移動しながら回るのに対して、ダブルターンはその場で2回転します。
シアタージャズやテーマパークダンスで使われることが多いですが、ジャズヒップホップのようにストリート系の要素を含んだスタイルでもアクセントとして使われます。
ジャズダンスに関するQ&A
ここまで、ジャズダンスの歴史や特徴をご紹介してきました。
「ジャズダンスを始めたい!」という方からよく聞く質問にお答えしていきますので、ご本人だけでなく、お子様に習わせてみたいと思っている方も、ぜひご参考くださいね。
ジャズダンスを子供に習わせるには何歳からが適している?
4~6歳がおすすめ!
バレエのように早ければ早いほど柔軟性が培われますが、4~6歳がおすすめです。
バレエは早いと3歳から習い始めるお子さんが多いですが、ジャズダンスにはバレエのような型はなく、リズム感や魅せ方に個性を出す為、自分で考える力が大切です。
自我がハッキリとし、好みの傾向もわかってきてからの方が本人も楽しめると思います。
大人からでもジャズダンスを始められる?
初心者でも大丈夫!
今まで全くダンスをやったことが無い方でも始められるのが、ダンスの良いところ。
ほとんどのスタジオで、初心者クラスや入門クラスが容易されています。
そのようなところでは、基礎からゆっくり教えてくれるため、不安を抱くことなく始められることでしょう。
また、今までの人生経験を表現力として惜しみなく発揮できますから、大人だからこそ、魅力的なダンスを踊れるはず。
ダンスを始める年齢に「遅い」ということはありません。
音楽に合わせて、心と身体を開放させることのできるダンスは、人生を前向きに生き生きとさせてくれます。
ぜひ、気軽にダンスレッスンに参加してみてくださいね。
ジャズダンスを習うことで他のジャンルのダンスへの影響は?
他のダンスを始める時に難しさも覚えますが、表現の幅は大きく広がります。
柔軟性の向上、メリハリがつく、表情が豊かになるなどのメリットを存分に活かすことができます。
しかし、真っ直ぐ手を伸ばしたり、姿勢を正す癖がついてしまうので、崩して踊るストリート系のダンスだと踊り方を使い分けるのに難しさを覚える場合が多いです。
踊り方を使い分けできるようになると、どちらのジャンルの良さも取得することができ、表現の幅がとても広がることでしょう。
ジャズダンス教室を選ぶポイントは?
目的に合わせた講師を選びましょう。
まず、始める前に、将来のイメージを思い浮かべてください。
趣味で楽しく続けたいのか、基礎からしっかりと学びたいのか、大会に出場したいのか、プロになりたいのか…。
バレエ要素が強い方が良いのか、ヒップホップ要素が強い方が良いのか、シアターショー要素が強い方が良いのか…。
目的や求める要素は様々あると思いますが、それに合ったスタジオや講師を選ぶことで、より長くダンスを続けられます。
たくさんの要素が詰まっているジャズダンスは、講師によって、経験、指導方法、技術が大きく異なりますから、講師選びは重要なのです。
踊っていて「楽しい」と思えるためにも、最初が肝心だと思っていてくださいね。
ジャズダンスのレッスン着はどのようなものが適している?
足元はぴったりとしたものが◎
ご紹介してきたように、ジャズダンスには様々なスタイルがありますが、どのジャズダンスでもシェネやバットマンが出てくることが多いです。
トップスはヒップホップのようにゆったりとしたシルエットでも大丈夫ですが、ボトムスは、レギンスのようにぴったりとして動きにくくないものを履くことをオススメします。
ジャズダンスにはヒールが必要?
ジャズダンスを始める時に、必ずしも購入する必要はありません。
ジャズダンスを極め、様々なスタイルに触れるようになると、ヒールを履く機会があると思います。
ですので、ジャズダンスを始めてばかりのときに必要だとは限らないので、必要になってから購入しても遅くはありません。
バーレスクダンスのような、色気のあるスタイルだけでなく、シアタージャズやテーマパークダンスのようにショー的な要素が多いスタイルでもヒールを用いることが多いです。
ヒールを履いて踊ることで、よりコアな筋力と俊敏な動きを求められるので、慣れるまではとても大変ですが、ダンサーとしての表現力が磨かれ、成長できることでしょう。
機会があれば、ぜひ挑戦してみてくださいね。
ジャズダンスの舞台衣装はどのようなものがある?
スタイルによって様々です。
曲調やスタイルにもよりますが、踊りの特徴から、ボトムスはスッキリとしたものが多いです。
シアタージャズダンスだと、ジャケットにスラックスのようなオーソドックスな衣装に、ハットや椅子など小道具を使う振りが多く、スロージャズだとモダンダンスのようなシルエットが綺麗なワンピースが用いられるのが多い印象です。
まとめ
ジャズダンスの歴史や特徴、基本動作などを紹介しました。
ヒップホップダンスのように明確な定義が無いからこそ、ダンサーによって解釈も表現も異なってくるジャズダンス。
自由な表現をする上で、ご自身の感受性や想いをダンスに乗せることはとても重要になります。
また、バレエを基礎に置くことで、その表現力がさらに広がり、テクニックも磨かれていくもの。
一見すると、とても難しそうに見えるので、敷居が高いと感じるかもしれませんが、意外とその門戸は広く、始めやすいジャンルなのです。
見学や体験レッスンなどで、様々なダンスに触れて、お気に入りのスタイルを見つけてください。
奥深いジャズダンスの魅力をご堪能あれ!