ダンスを習うメリットとデメリット|大人と子どもの両視点から解説!

ダンスをすることには、どんなメリットがあるのか?本記事では、大人と子どもの両方の視点からメリットとデメリットについて解説しています。

大人だからこそ得られるメリットや子どもだからこそ身につけておいて欲しい力など、ダンスのメリットについて総合的に情報をまとめてみました。

ダンスをするとどんな良いことがあるのか?を知ることによって、自分の趣味や生活をより良いものにするきっかけになるかもしれません。

ぜひ、一読してみて、自分の目指したい姿や、生活スタイルを見つけるための参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

大人が趣味でダンスを始めるとどんなメリットがある?

step

大人からダンスを始めるなんて恥ずかしい…なんて思ってしまう方もいるかもしれませんが、大人であるからことダンスをすることによって得られるメリットは多数あります。

ダイエット効果が得られる

ダンスをすることは、単に趣味活動として楽しむだけでなく、運動にもなります。それは、結果的にエネルギーを消費してダイエットの効果を得ることにつながるでしょう。

ダンスの消費カロリーはウォーキングよりも高くなりやすいとされています。だいたい早歩きをする程度のエネルギー消費になります。外に出ずとも屋内で活動しながらダイエットにつながる部分はメリットといえるのではないでしょうか。

最近では、マンションに住んでいる方向けのダイエットダンス動画など、さまざまなシチュエーションに合わせたダンス✖️ダイエットのコンテンツが多く発信されています。自宅で、自室ですぐにできる運動であるため、「よし!やってやろう!」と意気込まなくても動画を見てマネすることから簡単に始められるでしょう。

ダンスは、いつでも始められるダイエット向きの運動だといえます。

運動不足に効果がある|健康増進

ダイエットと重なる部分はありますが、実際には少し異なります。大人になると、そもそもダイエットのような目的を持たない状態であると、運動不足に陥りがちです。

運動不足は、体に悪い影響を与えることはよく知られているでしょう。たとえば、生活習慣病などを引き起こす要因になります。生活習慣病は、軽い病ではありません。糖尿病などにかかってしまうと、多くの病気を同時に抱える可能性すらあるのです。

明確な目的をもたずとも、軽い気持ちで動画などを参考に、まずはダンスをマネして体を動かしてみるとウォーキング以上の運動効果が得られる可能性があるので、大人の健康増進において、ダンスはとても良い影響を与えるでしょう。

楽しめるとストレス解消になる

ストレスの多い現代社会で、辛さを感じている大人の方は少なくないでしょう。ストレス解消において、運動や筋トレが大切という情報は溢れていますが、実際に取り掛かるとなると気が重くなってしまう…なんて方もいるのではないでしょうか。

実際、健康のために運動しようという気持ちで始めると、苦痛になってしまうものです。そこには、健康という目的しかないため、楽しもうという気持ちが湧きにくいのでしょう。

ダンスは、そもそもパーティ文化から生まれてきたジャンルが多くあります。運動のためにと思って始めても、そのうちに音楽に合わせて体を動かす楽しさに惹かれてしまうという方が出てきても、それが自然のことだと考えられるでしょう。

運動のつもりが、結果的にストレス解消になってしまうのであれば、これ以上に良い運動習慣は無いはずです。

成長する感覚を味わえる

大人になり、社会に出てしまうと、自分自身の成長を感じにくい場面が訪れます。会社内で成績を上げて、周囲から認められるようになっても、それがどこまで続くかと不安になる時もあるのではないでしょうか。

また、目に見えて成長を実感できる場面というのは、そこまで多くありません。給与などが急激に変わったりする機会は多くないでしょう。

ダンスは自分自身の体を動かす中で、新しい技ができるようになったり、ゆくゆくは大人数に踊ることが自然とできていたり、習い事として定着した結果コミュニケーションの場が広がったりと、変化を感じやすいのです。

自分の変化を楽しむことが、人としての成長につながることもあるのではないでしょうか。

初期投資にあまりお金がかからない

大人が趣味を始める際に、気にかかる部分の1つにお金の問題があるでしょう。多くのお金を必要とする趣味であれば、始めるのがおっくうになってしまうことも少なからずあるのではないでしょうか。

ダンスは、今この場で始めようとさえ思えば始めることができます。どんな服装であっても自宅で始めるのであれば関係ないのです。

つまり、初期投資は0円から始めることができるのがダンスの大きなメリットであるといえます。ダンスに慣れてきたのであれば、ファッション性や動きやすさなどを意識して服装や靴をそろえていくのも良いでしょう。その際も、金額の調整はできるため、比較的安価に始められるのは非常に良いメリットです。

子どもが習い事でダンスをするとどんなメリットがある?

children最近では、義務教育でのダンス必修化の流れに合わせて、ダンスが習い事の選択肢に挙がりやすくなっています。子どもがダンスを習うことによるメリットはどんなものがあるのかについて以下に解説します。

自信がつく

何かを披露するのが恥ずかしいと思うのは、子どもだけでなく大人も同じです。子どもの場合は、特に家では元気良く動き回っていても、他の場所では急に大人しくなってしまうなんて子もいるのではないでしょうか。

それは、決して悪いことではありませんが、自分自身を表現していく力を身につけずに大人になってしまうと、挑戦心が弱くなってしまったり、人間関係がうまくいかなかったりすることも考えられるでしょう。何も言わないでも分かってくれる環境というのは決して多くありません。

ダンスをすることで、未完成でも自分の姿や能力を発揮していくことや、表現していくことを身につけることができます。それは、人生において大きな財産になることでしょう。

考える力が身につく

ダンスは、習って、見てマネをすれば良いだけではありません。時には、自分自身で振り付けを作ったり、オリジナルな動きを作ったりする機会もあるでしょう。

スポーツであっても、上手くなるためには考える力が必要になりますが、ダンスはスポーツ的な要素と芸術的な要素の入り混じる複雑な要素を持っています。

時には、ダンスの歴史や文化を学ぶことが表現力に影響を与えることもありますし、純粋に筋力を鍛えることが表現力を増す可能性もあるでしょう。

自分をどう表現するかという点において正解がないからこそ、ダンスは考える力を強くします。

長く楽しめる趣味になる可能性がある

ダンスに年齢制限はありません。ストリートダンスは、大人になったら辞める人が多いのではないかと思われがちですが、いくつになっても続けている方がいるのは事実です。

大会において、活躍する時期が限られるのかというとそうではないのがダンス業界です。年齢を重ねても表現力の高まりが若い人の上をいくことが少なくないのです。

スポーツでは、活躍できる時期にある程度制限がかかる部分があるでしょう。しかし、ダンスは芸術であり文化でもあります。人生における豊かな時間を作り出すものの1つになり得るのです。

クリエイティブな思考が身につく

考える力に近い部分はありますが、ダンスは「作り出す」力を養う可能性を秘めています。ダンスをどうやって上手く魅せるかという部分においては、思考力が必要になるのは間違いありません。

それに加えて、ダンスは新しく何かを作り出すことを考えるきっかけにもなり得るのです。たとえば、音楽の編集を自分で考えてみたり、衣装を自分で考えてみたり、演出を自分で考えてみたりと、何か新しいものを生み出す機会を必要とする場面が訪れることもあるでしょう。

ダンスは、自由な発想が生きる場面が多くあるため、子どもがクリエイティブな人に育っていく機会を与えてくれます。

習いごとの準備にあまりお金がかからない

子どもの習いごとといえば、水泳や団体スポーツなどが挙げられるでしょう。それぞれ、見合った準備が必要になります。野球であればユニフォーム、水泳であれば水着のように準備するのにお金がかかります。

ダンスは、動きやすい服装であれば今持っている物で始めることができるのです。つまり、お金がほとんどかかりません。また、習いごとのために何かを準備するというより、普段の服や靴を買う延長線上にダンスの準備があると考えても良いでしょう。

ダンスは、生活の一部に入り込んでくるのです。生活やファッションは、その人の生き方を映し出し、ダンスの表現力にも活きる可能性を秘めています。

ダンスをすることのデメリットはある?

worry

ダンスのメリットを説明してきましたが、デメリットも無い訳ではありません。以下にデメリットと注意点について解説します。

ダンスジャンルの選択肢が多い

人は、選択肢が多くなると迷ってしまうものです。ダンスは、ジャンルが非常に多く、どんなダンスを始めようかと迷ってしまう方も少なくないでしょう。

たとえば、バレエもコンテンポラリーもストリートダンスも全てダンスに含まれます。さらにストリートダンスは、ブレイクダンスやヒップホップダンス、ジャズダンスやロックダンスなど多くのジャンルに枝分かれします。

ジャンルの境目はあいまいな部分もあり、どこに行って習うのが良いのか悩んでしまうというデメリットがあるかもしれません。

しかし、目指したいダンスは時間の流れによって変わることもあります。まずは、気になる程度の軽い気持ちからジャンルを選び、始めてみると良いでしょう。

スクールの選択肢が多い

実際にやりたいダンスジャンルを選んだとして、スクールを選択する際に迷ってしまうこともあるでしょう。スクールは、規模から先生のスタイルのみでなく、支払いのシステムや発表会の有無など、多くの差があるのです。

多くの情報は、ネットから仕入れるのは困難であることが多いです。実際にスクールを体験してみて、情報を聞いてから選ぶというのが最も良い方法になります。

楽しめるかどうかは自分次第

ダンスは楽しめる!というメリットはよく聞きますが、実際に楽しめるかどうかは自分次第になります。ダンスのそのものが合わないこともありますし、ジャンルが合わないこともあります。スクールなどの環境が楽しめない場合もあるでしょう。

楽しめないことを無理に続けることはありません。自分自身がダンスをどう捉えているのかを考えることが大切です。「運動として楽しみたい」「大会に出てバトルで優勝したい」「学園祭でみんなと楽しみたい」など、目的はさまざまです。

自分の目的に合った環境を見つけていくことが大切になるでしょう。

人間関係の問題

ダンスは、ダンスバトルのように個人技などを求められる場合もありますが、ショーケースや発表会などで協調性を求められる場合もあります。

そこには、選抜制度が存在することもあるでしょう。仲の良い友達だけが選抜されてしまったり、その逆のパターンも考えられかもしれません。

人間関係で悩むことも少なからずあるかもしれません。しかし、それも含めて成長機会の1つです。どんな習い事やスポーツであっても悩みながら成長するものです。

大人も子どもも、挑戦するという経験を得られる機会があることは成長につながることでしょう。

状況によっては一時的にお金がかかる

ダンスはお金がかからないと述べてきましたが、実は一時的にお金がかかってしまう時があります。それは、発表会やショーケースなどの機会に衣装を用意する必要がある場合や、移動費です。

特に、衣装はまさしくピンキリであり、先生の意向や出場する大会などによって大きく左右されることでしょう。数万円が一気に必要になることもあります。

どのようなスクールに通っているかによって変わるため、チェックするポイントの1つにもなり得るのではないでしょうか。

まとめ

ダンスは、大人にとっても、子どもにとってもメリットが多いです。ダンスを通して鍛えられた思考力や自信は、きっと人生において大切な財産になるでしょう。

ダンスは気になっているけれど、なかなか始められないという方もいるかもしれません。最近では、プライベートレッスンなど個別対応をしてくれるスクールもあるため、選択肢の1つにしても良いのではないでしょうか。

お金がかかるものではないため、まずは、自宅で始めてみるというのも良いでしょう。あなたに合ったダンスや生活スタイルが見つかるかもしれません。