今では小学校や中学校などダンスが授業で義務化され、踊ることが増えてきました。そのためダンスを踊るための基本ステップが大事になってきます。
基本ステップができないとダンスを踊ることがとても難しく感じてしまい、嫌いになってしまう可能性があるからです。実は基本的な動きを覚えてしまえば、ダンスはとても簡単に踊ることができてしまうのです。
この記事ではストリートダンスの5種類の基本ステップを始め、事前準備なども詳しく紹介していきます。ダンスを始めようと思っている方や、自主練のために基本ステップを身に付けたいと思っている方の参考になればと思います。
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目次
- ダンスの基本ステップとは?
- ストリートダンスの種類
- ダンスの基本ステップを始める前に準備すること
- ヒップホップ(HIPHOP)の基本ステップ5選
- ロックダンス(LOOK DANCE)の基本ステップ5選
- ブレイクダンス /ブレイキン(BLEAK DANCE/BLEAKIN)の基本ステップ5選
- ポップダンス/ポッピン(POP DANCE/POPPIN)基本ステップ5選
- ハウスダンス(HOUSE DANCE)基本ステップ5選
- 覚えておきたい基本ステップ5選
- まとめ
ダンスの基本ステップとは?
ストリートダンスには様々な種類のジャンルがあり、その中で基本となるダンスのステップが存在します。ダンス初心者やこれからダンスを始められる方の基礎となる部分で、様々なステップに応用ができる基本的なステップとなります。
ダンスの基本ステップを覚えずに、かっこいいというだけで難しい技を練習しようとしても上手く行かず挫折する原因になります。しっかりとした基本のステップを覚えておくことで、様々な技に応用ができ難しいステップを簡単に覚えることができるでしょう。
ストリートダンスの種類
基本ステップはダンスジャンルによっても異なり、難易度も変わってきます。ダンスを始めようと思っている人や、体育の授業で基本ステップを踏んでいる人は、どんなジャンルのステップなのかわからないのではないでしょうか。
そこでまずは、ストリートダンスの代表的な5種類を順番に紹介していきます。
ヒップホップ(HIPHOP)
ダンスといえばヒップホップと思うくらい認知度は高いですが、基本ステップと聞かれると「わからない」と答える人は多いのではないでしょうか。ではどのような基本ステップがあるのでしょうか?
- ・クラブステップ
- ・スライド
- ・ランニングマン
- ・ポップコーン
- ・ロジャーラビット
以上のような5つがヒップホップの代表的なステップで、よく見かけるステップと言えるでしょう。ヒップホップは基本的に自由に踊ることができ、他のジャンルのステップであっても取り入れることができます。
しかしヒップホップの基本ステップがあるので、まずは最初に練習をしっかりして基礎を作っておきましょう。
ロックダンス(LOOK DANCE)
ロックダンスは嵐やSMAPの中居正広など振付で踊っている印象が強く、他にAKB48の『根も葉もRumor』で披露した本格的なダンスも話題になっていました。ロックダンスはトゥエルやロックといった技が代表的な動作ですが、基本ステップはどんなものがあるのでしょうか?
- ・スキーターラビット
- ・スクービードゥ
- ・ストップアンドゴー
- ・リオウォーク
- ・ロッカーズステップ
以上の5つがロックダンスではよく使われる基本ステップになります。鍵のようにロックする動きがロックダンスの醍醐味でもありますが、コミカルで迫力あるステップから静止する姿は圧巻の一言です。
まずは基本から何度も練習を重ねて、自然とステップを踏めるように頑張りましょう。
ブレイクダンス /ブレイキン(BLEAK DANCE/BLEAKIN)
ブレイクダンスは、ウィンドミルのようなパワームーブをイメージする人が多いと思います。しかしステップもブレイクダンスには大事で、パワームーブにつなげるための重要な役割を果たします。
では、ブレイクダンスの基本ステップはどのようなものがあるのでしょうか?
- ・トップロック
- ・ツーステップ
- ・6歩
- ・インディアンステップ
- ・サルサロック
以上の5つがブレイクダンスの基本的なステップとなっています。2024年にはオリンピックの正式種目にも選ばれており、益々注目が集まるジャンルでもあります。
ブレイクダンスは怪我と隣り合わせなジャンでもあるので、しっかりとした基本を身に付けダンスを踊る準備をしていきましょう。
ポップダンス/ポッピン(POP DANCE/POPPIN)
ポップダンスと聞くと、アニメーションやロボットダンスなどを想像するのではないでしょうか。ポップダンスはロボットのように動くジャンルもありますが、ブガルースタイルなどヒットとムーブ主体のジャンルもあります。
ポップダンスの有名人は、マイケル・ジャクソンやブルノ・マーズといった歴史に名を残す方々が踊られています。そんなポップダンスの基本ステップを見ていきましょう。
- ・フレズノウォーク
- ・フレックス
- ・ターン
- ・ウォークアウト
- ・オールドマン
以上の5つがポップダンスの代表的な基本ステップになります。筋肉を弾くという意味もあるポップダンスですが、ステップは重力を感じないような不思議な動きが印象的です。
力の抜き方や入れ方など難しく感じる部分もあるので、納得行くステップができるようになるまで練習しましょう。
ハウスダンス(HOUSE DANCE)
ハウスダンスといえば、軽快なステップで踊る印象があると思います。ハウスダンスはハウスミュージックに合わせて踊るダンスで、テンポが早い音楽に合わせて素早いステップを踏む姿がかっこいいジャンルです。
ステップがメインとも言えるハウスダンスの基本ステップを見てきましょう。
- ・ツーステップ
- ・パドブレ
- ・サイドウォーク
- ・ヒールステップ
- ・クロスウォーク
以上の5つがハウスダンスの代表的な基本ステップになります。ステップメインのジャンルでもあるので、まずは基本ステップから覚えることが大事です。
しっかりと基本ステップを体に覚えさせてから、順番にステップアップしていきましょう。
ダンスの基本ステップを始める前に準備すること
ダンスは基本ステップを覚えれば踊れるものではなく、しっかりとした下準備が必要になってきます。ダンスを踊る服装や靴だけでもステップを踏むのに影響が出てくるからです。
その他にもストレッチであったり、ダンスの基本でもある基礎トレーニングなど事前に準備する必要があります。事前準備をすることで、基本ステップを練習する際に役立ってくるでしょう。
なぜ事前準備が必要か順番に紹介していきます。
動きやすい靴を用意する
まず初めに基本ステップを練習するために必要なのが動きやすい靴になります。靴によってもステップを踏みやすかったり、思うようにステップが踏めないなんてこともあるからです。靴を変えることで『難しかったステップができるようになった』という声を聞くこともあるので、靴選びも大事になってきます。
普段から履いている運動靴でも問題ありませんが、クッション性があり軽くて通気性のあるものはとても便利です。バスケットシューズやスポーツで使われるような靴はダンスにもとても適しています。
高い靴が全て良いとは限らず、自分自身に最適な靴を選ぶことがステップを上達させる近道です。
動きやすい服装
動きやすい靴もそうですが、動きやすい服装も大事になってきます。初めてダンスを始める方や初心者ダンサーさんで、ジーパンやゴワゴワした動きづらい服装をしていると思うように動くことができません。
そのためステップを覚えるまではゆったりした服装や、一般的にはジャージやスウェットなんかが良いと思います。ステップにある程度慣れてきたら好きな服装でもステップを踏むことができるので、慣れるまでは動きやすい服装を心がけましょう。
ダンスの基礎トレーニング
ダンスに限らずスポーツでも共通することですが、準備体操や基本的な動きを覚える必要があります。ダンスを始めるにあたり最低限必要な下準備をすることも大事になってくるでしょう。

- ・ストレッチ
- ・リズムトレーニング
- ・アイソレーション
上記3つの項目は基本ステップを覚える前に最低限準備が必要となり、どうして必要なのか順番に説明していきます。
ストレッチ
体をいきなり動かすと、筋を伸ばしてしまいケガの原因となります。そのため首・腰・足まわりなどのストレッチをし、体の可動域を広げる必要があります。
ストレッチの後に軽い準備体操などをすると、代謝が上がるので怪我予防にもつながります。ダンスを始める前や体を動かす前にストレッチの習慣を身につけると、体が硬くなる予防にもなるので試してください。
ダンスを始める前は必ずストレッチをしましょう。
リズムトレーニング
ダンスをする上で重要になってくるのがアップやダウンといったリズムで、ステップを踏むのにリズムがないとただ歩いていると認識されかねません。そのため基礎となるアップやダウンのリズムを練習する必要があります。
曲の中にある4拍子や16ビートなどのリズムを体で捉え、リズムを刻む必要があります。しかし初心者やダンスを始めた人には、リズムを捉えるのが難しく悩んでしまう人も沢山いるでしょう。
そこで大事になってくるのが音楽を聴くことが重要で、音の中にあるリズムを体で感じれるように練習する必要があります。何度も音楽を聴きながらアップやダウンのリズムを体に覚えさせて、自然とリズムを刻めるように練習していきましょう。
アイソレーション
アイソレーションは体の一部分を動かすことを指し、ダンスの基本動作のひとつとされています。首・肩・胸・腰などの部分に分けて、前後左右に動かす動作を行います。
ステップをする上では特に大事になってくるのが、腰のアイソレーションではないでしょうか。しっかりとした腰の動きを身に付けることで、難しいステップも習得しやすくなってきます。
それに加えて上半身のアイソレーションができるようになると、表現のバリエーションも増え基本ステップに磨きがかかるのでしっかりと練習することをおすすめします。
ヒップホップ(HIPHOP)の基本ステップ5選
ヒップホップダンスの基本ステップがどのようなものなのか、動画と共に順番に紹介していきます。
①|クラブステップ
クラブステップとは英語でカニと意味を示しており、カニのように横に移動するステップになります。つま先とかかとを左右別々に動かす動きが求められるため、最初は難しく感じると思います。
まずは足の動きを意識してゆっくりと練習することが肝心で、無理に早い動きをする必要はありません。体の動かし方を理解してから徐々にスピードを上げることで簡単に習得することができるでしょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JsimSkFO4ck&t=120s
②|スライド
スライドとは、左右に滑るように移動する動きのステップになります。ダウンのリズムや様々な部分の体の動きを意識するので、アイソレーションやリズムレッスンなどの練習にも役立つステップです。
色々な部分に集中しなければいけないステップなので、頭が混乱して思うようにできないことがあります。そんなときは部分的に一つの動きを練習して、動きを覚えたらつなげて行くと覚えやすくなります。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ifD54ihSNsk
③|ランニングマン
ランニングマンといえば、三代目JSBが曲の振り付けとして使ったことで有名になったステップです。その場で走っているように見える動きで、滑らかな足運びが求められます。
足の動かし方はシンプルなため、何度も練習をすることでスムーズにできるようになります。毎日コツコツ練習することが肝心で、できるようになるまでは体が忘れてしまわないように持続していきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=bjt4zxhVJIU
④|ポップコーン
ポップコーンは、フライパンで熱せられたコーンがポンポン弾けるように動くステップです。足を蹴りだした後に反対の足で後ろに跳ねるように下がる動作で、リズムに乗りながら左右交互に行います。
リズムの取り方が難しいので、しっかりとしたリズム感が必要となってきます。ポップコーンを習得できれば色々なステップに応用が可能なので、しっかりと練習して覚えておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=seQY62mZ8ME&t=212s
⑤|ロジャーラビット
ロジャーラビットとは、ウサギが跳ねるような動きをするステップです。円を描くように足を後ろに回し、地面に足を付けたと同時に反対の足を上げる動きをするステップです。
リズムに乗りながら足を弾き出すような感覚で行うと、ウサギが跳ねているような動きになります。回す足も大きくすることで躍動感も出るので、体の動きを意識しながら練習しましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=IdJkw4fDecE
ロックダンス(LOOK DANCE)の基本ステップ5選
ロックダンスの基本ステップがどのようなものなのか、動画と共に順番に紹介していきます。
①|スキーターラビット
スキーターラビットは、ロックダンスのステップの中でもよく使われるステップになります。スキーターラビットは『オージー・スキーターラビット』という人物が使っていた技で、名前がそのまま使われたステップです。
キックをして足が床に着いたと同時に足を前後に開く動作のステップで、初心者でも簡単に習得が可能です。スピード感を出して行ったり、スクービードゥと合わせて行うことが多いです。
色々な応用が可能なステップなので、体のバランスを意識して練習していきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=dX0GaR7h0Dw
②|スクービードゥ
スクービードゥは、ロックダンスの振り付けで多様されることが多いステップです。スキーターラビットやトゥエルなどの後に使われ、色々と応用が効くステップになります。
ステップ自体はキックの後に足踏みをするような感じですが、上半身の動きを意識して行うと綺麗に見えます。さらにスピードや足をしっかりと上げて下すことにも意識し、止まる部分はしっかりと止めると尚更良くなるでしょう。
シンプルな動きだからこそしっかりと練習しておく必要があります。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=o5fZDaxzm_g
③|ストップアンドゴー
ストップアンドゴーとは、動いている状態から一度ストップして動き出すステップです。カートゥン・アニメのキャラクターの動きを表現したステップで、ロックダンスではよく使われる動作になります。
腕を上げてから後方に重心を移動してストップし、また腕を上げる状態に戻るステップです。上半身や重心移動などをリズム良く行うので、リズム感や体の動かし方の技術が求められます。
ひとつずつ順番に体の動きなど確認しながら練習していきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4l_s1Vi1Yw4
④|リオウォーク
リオウォークはロッカーズのメンバーが考案したステップで、日本では別名ロックステディーとも呼ばれています。足・腕・腰など全身を使って左右に移動するステップです。
アイソレーションの技術が重要で、上半身と下半身をあべこべに動かすので少し難しく感じると思います。まずはしっかりと部分的に練習し、上半身と下半身を上手く使えるように練習しましょう。
リズムを加えることでステップの完成度が増すので、リズムトレーニングも並行に練習することをおすすめします。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=JE54J2g5MXM
⑤|ロッカーズステップ
ロッカーズステップは、振りの合間や他のダンサーがソロで踊っている間の待ち時間に使われるステップです。ロックダンスチーム『ロッカーズ』が使っていたステップで、他にもウェイティングやシックスステップなどと呼ばれることもあります。
ロッカーズステップは6カウントで構成されるステップで、足をクロスさせて移動し交互に足を前にステップし元の位置に戻るステップです。非常にシンプルなのでリラックスして行うことができますが、上半身などの体の動きを意識することで見栄えも変わってきます。
シンプルだからこそしっかりとした基本を覚えておきたいステップのひとつです。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=wBOZtQf2bI4
ブレイクダンス /ブレイキン(BLEAK DANCE/BLEAKIN)の基本ステップ5選
ブレイクダンスの基本ステップがどのようなものなのか、動画と共に順番に紹介していきます。
①|トップロック
トップロックは、フロアーでの技につなげるステップとして使われます。ブレイクダンスはパワー系のムーブが脚光を浴びてしまいますが、立ち技のステップは技と技の合間に使われる重要なステップです。
体の前で両腕をクロスし、リズムに乗りながら片足を前に出すと同時に両腕を広げて戻す動作のステップです。とてもシンプルですが、リズムや体の使い方によっては素人感が直ぐに出てしまいます。
ブレイクダンス歴は長いけどトップロックは下手に見える人は、基礎を練習せずにパワー系の技を重視していると言えるでしょう。基礎をしっかりと身に付けていないとバトルなどの採点に影響を与えるので、基礎練習はしっかりしておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=H4dWJsnOBOI
②|ブロンクスステップ
ブロンクスステップは、トップロック同様に次の技につなげるためのステップになります。左右交互に足を巻き込みながら蹴り出し、前に進んだりその場でステップを踏んだりと多種多様に使えるステップです。
ダンサーによっても足を大きく巻き込んだ動きをしたり、小さく蹴り出すなど様々です。ステップの見え方にも大きく影響してくるので、自分のスタイルや次の技につなげやすい動きにすると良いでしょう。
しかし基本的な動きを体に覚えさせることは大事なので、しっかりと練習しておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8N0Q4WmI8c0
③|6歩
6歩はブレイクダンスの最初に教えてもらうステップのひとつで、海外ではシックスステップと呼ばれています。6歩で円を描くようにステップを踏むことから名前が付き、1~6歩までのステップがあるなかの初級のステップになります。
歩数が少なくなるにつれて難易度が高くなり、高度なステップワークが必要です。6歩は足の蹴り出しや巻きつけなどの動作があり、基本的なフットワークの技術が含まれているステップです。
6歩からのチェアーなどのフリーズ技などにもつなげることができるので、しっかりと練習をしておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=MYUxSX85ZGo&t=49s
④|インディアンステップ
インディアンステップは、ブレイクダンスの中で最も使いやすい基本的なステップになります。どんな技に対してもつなげやすい技であり、覚えておきたいステップのひとつです。
インディアンステップは足を出して巻き込みながら足を戻して蹴り上げる動作で、左右交互にリズム良く行うステップです。腕の振りやポーズなど加えたり、躍動感やスピード感などアレンジしやすいステップでもあります。
しっかりとしたステップを身に付けることで怪我予防にもつながり、ブレイクダンスの基礎となるステップなので手を抜かずにしっかりと練習しておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=9AUMx21C2_8
⑤|サルサロック
サルサロックとは、トップロックやブロンクスなど分類が同じステップです。サルサダンスの動きを取り入れたステップで、リズミカルにスピード感が伝わる動きになります。
キックをしたら戻し、逆の足をサイドに出す動きがサルサロックのステップになります。スローな音楽よりも16ビートの音楽に乗せて行うステップで、スピードとリズムに合わせて行うことが重要です。
基本的な動きをベースに腕の振りやステップなどアレンジできるので、まずは基礎をしっかり練習しておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=ra9IzjPwuWQ
ポップダンス/ポッピン(POP DANCE/POPPIN)基本ステップ5選
ポップダンスの基本ステップがどのようなものなのか、動画と共に順番に紹介していきます。
①|フレズノウォーク
フレズノウォークは、ポップダンスの基礎でもあるフレズノの技を応用した歩く動作がプラスされたステップです。フレズノとは方向転換するという意味合いがあり、歩いて方向転換する動きをします。
動画では1歩踏み出し戻して方向転換するのですが、2歩進んで方向転換するなど多種多様な動きができます。方向転換する時は軸を大事にし、つま先は方向転換した方向に向くようにしてください。
足のロールも意識して行うと重心移動もしやすく、かかとが床に着くと同時にヒットも打ちやすくなります。重心移動やつま先や軸を意識しないでもできるように練習しましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=KxzK73wKGh0&t=104s
②|フレックス
フレックスとは関節などを曲げるという意味合いがあるステップで、ポップダンスの基本的な部分でもあります。各部位のアイソレーションが重要なステップで、腰・首・肩を意識して行なっていきます。
それぞれ順番に動かし右から左に状態移動を行う動作で、ダンスの基礎の部分が重要な動きです。アイソレーションの基礎を練習してから、軸を意識して部分的に順番に動かせるように練習しましょう。
少し難しい動きでもあるので順番に練習することが肝心です。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=_F9czVYrRI4
③|ターン
ターンは様々なジャンルで使われるステップで、ポップダンスでも使われます。ジャンルによってもターンの仕方が違い、ポップダンスでは軸足を中心にターンをするのですが足を寄せずに外側を通って回ります。
コンパスで円を描く感じで、軸足の反対側は歩幅の位置を変えずに180度回ります。初心者などは一気に180度回るのが難しい場合は90度ずつターンをして体の使い方を覚えると良いでしょう。
360度ターンできるようになるには毎日の練習の積み重ねが大事になります。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Ih82op2AVg0
④|ウォークアウト
ウォークアウトは歩いてから外に向けて足を開き、体の向きを変えて足を揃えるステップです。基本は好きな場所に自由に移動することができ、オリジナリティーを出せる動きができます。
重心移動が難しい動きになるので、まずは基本的な動きを意識して行ってください。基本的な動きが出来ていないと、ウォークアウトではなく歩いているだけのステップになってしまいます。
まずは基本的な動きを覚えてから自分だけのウォークアウトを見つけていきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=c0P3FYYoIrE
⑤|オールドマン
オールドマンは、ロールやアイソレーションを使ったステップになります。ダンスの基礎をしっかりと練習している人であれば問題ないのですが、ダンス初心者が覚えようとするには難しいステップです。
まずは基礎を練習して体の使い方を理解してから練習しましょう。上半身と下半身が反対に引っ張り合うようなイメージで動き、左右にロールを上手く使いながらステップを踏んでいきます。
言葉ではイメージが湧きにくいので、まずは動画を見て反復練習をしていきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=fFJFRBE1o5s&t=284s
ハウスダンス(HOUSE DANCE)基本ステップ5選
ハウスダンスの基本ステップがどのようなものなのか、動画と共に順番に紹介していきます。
①|ツーステップ
ツーステップはハウスダンスの基礎となるステップで、良く使われる代表的な動作になります。3歩で構成されたステップで、ワン・エンド・ツーで足を体の前でクロスし体の向きを変える動作をします。
腰をしっかりと使いながらダウンのリズムを入れながらステップを踏んでいきます。ハウスダンスは16ビートの早いリズムで行うので、膝を柔らかくして跳ねるようにステップを踏んでいきましょう。
リズムを取るのが難しいので体にしっかりと覚えさせることが肝心です。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Tnst6YZy7TQ&t=5s
②|パドブレ
パドブレとは、様々なジャンルでも使われるステップになります。ジャンルによって少しステップが違う場合がありますが、ハウスダンスでは良く使われる技になります。
ツーステップ同様3歩で行うステップで、前ではなく体の後ろで足をクロスする部分の違いです。早い動きのステップになるため、体を大きく使うのではなく左右に軽く振る感じで行ってください。
足の動きがバラバラになる場合もあるので、体に染み込むまで反復練習をしましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=1X171Mwc2Y8
③|サイドウォーク
サイドウォークとは、早いリズムで左右にステップを踏む動作になります。になります。足をクロスさせサイドに足をタッチし、また足をクロスさせて元の位置に戻る動きをします。
左右同じ動きをし左右の動きだけで4カウントで行うため、足がもつれてしまう人がいます。練習する際は足の動きを重視して覚え、その後リズムに合わせてステップを踏むようにしましょう。
つま先重心でステップを踏むと、素早い動きにも対応しやすいのでチャレンジしてみてください。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=Rn3oGiDv8ms
④|ヒールステップ
ヒールステップとは、次のステップにつなげるときに使われるステップです。足を交互に前に出し、かかとで床をタッチして戻す動きが特徴的です。
とても簡単で初心者でも簡単に覚えられるステップですが、ただ足を出すのではなくリズムを取りながら行わなければいけません。体の力を抜きリラックスした状態で、上半身は横にスイングするような動きでステップを踏んでいきます。
リズムに乗りながら自然と足が出るようになるまでしっかりと練習していきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=S4FXALEvZIo
⑤|クロスウォーク
クロスウォークは、サイドウォークから派生してできたステップになります。初心者が行うには少し難しいステップですが、スキルアップにもなるのでチャレンジしてみましょう。
ジャンプする方向の足で着地し反対の足を後ろでクロスしたら、着地した足をホップさせ着地と同時に反対の足を蹴り出します。足の動きでステップを踏んでしまうとカクカクした動きになるので、スムーズな動作をするためにホップしながらリラックスして行いましょう。
意識しないでもステップできるように何度も繰り返し練習することが肝心です。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=p2BBDjFDQVY
覚えておきたい基本ステップ5選
ダンスジャンル関係なく共通した動きのステップがあります。少しアレンジされた動きもありますが、初心者が覚えておきたい基本ステップを動画と共に順番に紹介していきます。
①|ボックスステップ
ボックスステップは、四角形にリズム良く歩くステップです。色々なジャンルで使われるので、ダンス初心者はまず初めに覚えて欲しいステップになります。
ただ四角形に歩くだけですが、初めてステップを踏む方には足の運び方が悩みの種です。動画を確認すると分かるのですが、右回りのボックスでは左足を右前方にだし右足をクロスさせて左前方にステップを踏みます。
左右交互にステップを踏むと、どちらの足を出せば良いか分からなくなり動けなくなるなってしまいます。まずは足の運び方をじっくり練習し、自然と足を出せるようにすることが肝心です。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=xC7kXz4FBsQ
②|サイドステップ
サイドステップとは、左右にステップをする基本的な動きになります。簡単な動きに見えますが、ダウンのリズムが入ることにより難易度が上がります。
なんとなく左右に一歩ステップを踏むのであれば簡単ですが、音楽に合わせてステップを踏むにはリズム感が必要となるからです。基礎であるリズムトレーニングを怠っていると苦戦することがあります。
ただ左右にステップを踏むのだけではなく、リズムを取りながら行えるようにしっかり練習しましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=8x7FcLdTQx8&t=8s
③|クロスステップ
クロスステップとは、足を前後でクロスする基本的なステップになります。簡単な動きになるので、初心者でも覚えやすく直ぐに実践で使えるステップとなります。
動きはシンプルにジャンプして足を前後でクロスするだけの動きで、小学校や中学校などダンスの基本としても使われるので覚えておきましょう。クロスステップを覚えるとターンの動作をするときにも使えるので、覚えておきたいステップになります。
リズム良くステップが踏めるように練習しておきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=6NPtpdO0tpM
④|クロスターン
クロスターンは足をクロスして半回転か1回転する動きで、ほとんどのジャンルで使われる基本的なステップです。小学校や中学校でも使われるので、初心者が押さえておきたいステップのひとつになります。
基本的な動きは簡単で、足をクロスしつま先とかかとを軸にして回るだけになります。半回転したらつま先とかかとの軸を入れ替えて行うので、難しいと感じた人は半回転ずつ練習すると良いでしょう。
右足を前にクロスすると左回りに、右足を後ろでクロスすると右回りのターンができます。左右でも足の使い方が変わってくるので、しっかりと練習して慣れていきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=nAr0pyqHLFY&t=11s
⑤|キック&ステップ
キック&ステップは、キックをしてステップをするだけのシンプルな動きになります。キックをしたら少し後ろに下がる動きのステップで、少しランニングマンに似たような動きをします。
応用がしやすいステップなので、初心者が覚えておきたいステップのひとつです。キックと同時にジャンプして軽く後ろに下がり、リズムを一定に保ちながら左右交互に行っていきます。
リズムトレーニングにもなるステップなので、基礎トレーニングと一緒に練習していきましょう。
引用元:https://www.youtube.com/watch?v=4elJYRyAs4w&t=57s
まとめ
この記事では、ダンスの基本ステップについて紹介してきましたが、ジャンルによって覚える基本ステップが違ってきます。自分自身が踊るジャンルのダンスを理解し、基本ステップをまず覚える必要があります。
しかし基本ステップを覚える前にダンスの基礎を覚える必要もあるので、事前準備も大事になってきます。これからダンスを始めようとされている方や、ダンスを初めてみたが基本ステップはどういうものなのか?と、悩んでいる人の参考になれば幸いです。
これからのダンスライフに少しでもこの記事がお役に立てれば嬉しいです。