ダンスを覚えられない原因6選!対策や覚えるコツを紹介

ダンスを始めたけど「中々振り付けが覚えられない」と、相談を受けることがあります。実はダンスを覚えられないのには共通した原因があり、意識することで改善することがほとんどです。

振り付けを覚えられるようになることでダンススキルも飛躍的に伸び、ダンスやダンスレッスンが楽しくなってきます。この記事ではダンスを覚えられない原因と理由を基に、ダンスレッスン・自主練で気を付けておくべきことを紹介していきます。

ダンスの振り付けが覚えられない原因6選

ダンスの振り付けを覚えられないのにはどのような原因があるのでしょうか?振り付けを覚えられない人に多く見られる原因は、以下の特徴が上げられます。

6つの原因
  • ①振り付けをまとめて覚えようとする
  • ②苦手な部分をあやふやにしてしまう
  • ③ダンスレッスン以外で練習をしない
  • ④人の話を聞かずアドバイスを受けるのが苦手
  • ⑤集中力がない(ダンスを楽しいと思っていない)
  • ⑥動きを確認しながらしか踊れない(鏡を見ながら踊る)

主にどのような内容なのか順番に紹介していきます。

原因①|振り付けをまとめて覚えようとする

振り付けが覚えられない原因のひとつで、振り付けを最初から最後まで覚えようとする人がいます。勉強でもなんでもそうですが、まとめて詰め込むことで部分的にしか覚えられなくなってしまうからです。

そのため何度やっても次の振りが思い出せず練習をするのも嫌になってしまいます。

原因②|苦手な部分はあやふやにしてしまう

振り付けの練習でつまずいてしまうのが苦手な振りや技などではないでしょうか。振り付けはダンスインストラクターによっても様々で、どうしても苦手な振り付けが出てきます。

そのためあやふやに覚えてしまい苦手な部分から逃げてしまうことが多いようです。あやふやにしてしまうことにより苦手な技の応用が出てくると、振り付けがもっと覚えられなくなりダンス自体が苦手になる可能性があります。

原因③|ダンスレッスン以外で練習をしない

週1〜2回のダンスレッスン以外は、自主練など何もせず過ごすという方も少なくありません。1時間位のレッスンを週1〜2回だけ受けていれば大丈夫と思っている方も多いようです。

学校の勉強もそうですが、習ったことを復習や予習をしてコツコツ覚えていくものです。振り覚えやダンスが上手くなりたいのであれば、1日数十分・数時間練習することで体が振りや動きのコツを覚えてくれるでしょう。

原因④|人の話を聞かずアドバイスを受けるのが苦手

振り付けを覚えられない人には、人の話を聞かないばかりか先輩やインストラクターのアドバイスも苦手という人がいます。振り付けの基本動作や細かな修正などダンススキル向上にはとても大事なことで、話を聞くことはチームワークの点でも重要になるからです。

それでも話を聞いたりアドバイスはいらないという人は、ダンススクールではなく独学で自由に踊ることをおすすめします。

原因⑤|集中力がない(ダンスを楽しいと思っていない)

何をするにも集中することができない人も振り付けを覚えられない原因のひとつです。振り付けのレクチャーをしているのに上の空で、ダンスよりも帰ってからのことを考えているなんてこともあるようです。

そもそもダンスが楽しいと思っていなく、親や友人に勧められたからレッスンに来ているだけという人もいるようですね。気持ちの切り替えをして集中するように努力することが、解決の近道と言えるでしょう。

原因⑥|動きを確認しながらしか踊れない(鏡を見ながら踊る)

ダンススタジオでは大きな鏡を見ながら踊ることがほとんどで、自分の動きを確認しながら踊ることができます。自主練をする場合でも鏡の前や振り付け動画を見ながら練習する場合が多く、動きを見ながらでないと踊ることができなくなります。

いざ発表会やイベントで踊ってみると振り付けを間違ってしまったり、その場に立ちすくんでしまい落ち込んでしまうでしょう。音楽を聴いただけで自然と体が動くようにすることが肝心になります。

ダンスレッスンで振り付けが覚えられない理由6選

ダンスレッスンでは基本ステップで構成された振り付けを、4カウントや8カウント毎に練習していきます。ダンスレッスンは個別レッスンではないため、振り付けを覚えられない理由がいくつか考えられます。

主な理由は以下の6つです。

振り付けが覚えられない6つの理由
  • ①レッスンを受ける場所が悪い
  • ②初めての動きが多い
  • ③周りの目が気になって動きが小さくなる
  • ④頭の中で考えながら踊ろうとする
  • ⑤振りについていけない
  • ⑥基礎が身に付いていない

どんな内容か順番に紹介していきます。

理由①|レッスンを受ける場所が悪い

ダンスレッスンはマンツーマンで受けられればいいのですが、大きなダンススタジオであれば大人数でのレッスンになります。そのため後ろの場所でレッスンを受けると、インストラクターが見えなくなり前にいる人の振りを真似するし他ないからです。

そのためグループ分けで踊らされた時に、振り付けを覚えていないので踊れなくなり、その場で動けなくなった経験があるという人も中にはいます。ダンスに自信がない場合はダンス上級者などに頼んで、前で踊れるように頼むことも大事になります。

インストラクターが見える場所で集中して踊ることで、振り覚えもよくなりみんなと楽しく踊れるようになるでしょう。

理由②|初めての動きが多すぎる

ダンスレッスンの中でいつも初めての動きが多く、振り付けに集中することができず覚えられないことがあります。ダンス経験が長い人は色々な技や応用などできますが、ダンス初心者やダンス経験が浅い人には難しく感じる場合があります。

基礎練であったりあらかじめ次回のレッスンでどんなことをするのか聞いておき、事前に技を予習しておくと戸惑うことが少なくなります。日々個人練習をすることで、色々な動きに対して柔軟に対応することができるようになるので自主練は大事です。

しかし難しくて頭が混乱してしまうのであれば、ダンスクラスの見直しやジャンルを変えるのもいい方法です。ダンススタジオによっては、初級クラスであってもレベルが高い所があります。

ダンススクールによっては超入門コースなどもあるので、まずは基礎から教えてくれるコースから始めるといいでしょう。

理由③|周りの目が気になって動きが小さくなっている

初心者のダンサーさんに多いのですが、周りを気にしすぎて必要以上に動きが小さくなってしまうことがあります。ダンスレッスンは大きな鏡を前にして踊るため、見られているんじゃないかと錯覚してしまうからです。

しかしダンサーさんはインストラクターを見ているか、自分自身の動きを見ながら踊っていることがほとんどです。周りの目を気にするよりも、インストラクターに集中してダンスの振り付けのことを考えるといいでしょう。
どうしても視線が気になる場合は、基礎をしっかり身につけてダンスを踊ることに自信をつけることです。

理由④|頭の中で考えながら踊ろうとする

振り付けが覚えられない人に多いのが、体を動かす前にまず頭で考えてしまうことです。次の振りを考えている間に、ワンテンポずれてしまい振りが周りよりも遅れてしまいます。

頭で考えながら踊る習慣をつけてしまうと、踊ってるときの顔がこわばっていたりちょっと不恰好になってしまいます。体が自然と動くように普段から少しずつ色々な技を練習しておくと、頭で考えなくても踊れるようになるでしょう。
日々の積み重ねが実を結ぶので、諦めず自主練をして下さい。

理由⑤|振りについていけない

インストラクターによって振り付けは様々ですが、レッスンを受けていていつも振りがついていけないということがあります。毎回レッスンを受けているクラスなのに、自分だけついていけず踊りが止まってしまうなんてことが…。

受講しているダンスクラスのレベルに自身のダンススキルが追いついていない可能性が考えられます。そのためクラスを変更するか、いつもよりも自主練を強化してダンススキルを向上させる必要があります。 

高い目標を作ることによりダンススキルが飛躍的に上がるので、チャレンジ精神と負けないという気持ちが大事になるでしょう。

理由⑥|基礎が身に付いていない

ダンスを踊るためには、基礎や基本ステップが大事になってきます。しかしダンスを始めたばかりの人や、ダンスのことをあまりわかっていない人は基礎と言われても理解できていないのが現実です。

基礎や基本ステップができていないと、インストラクターがレッスン中に教える動きを理解するのに必死になってしまいます。そのため動きを理解しようとするので振り付け自体を覚えられなくなって、ダンスが楽しいというよりも苦痛に感じてしまいます。

まずは基礎をしっかり教えてくれるダンススクールを見つけることが、振り覚えがよくなる近道かもしれません。

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ダンスレッスンで振り付けを覚える方法

ダンスレッスンは沢山の人と踊ることになり、マンツーマンで教えてもらえることは少ないのが現実です。淡々と進むレッスンの中で、どんなことに気を付けると振り付けを覚えられるのでしょうか?

ダンスレッスンで気を付けること
  • カウントを数えながら振りを覚える
  • レッスン中はダンスに集中する
  • 全体の動きを把握する
  • 他のレッスンと掛け持ちしない

以上の項目を意識することで、振りを覚えやすくなります。どのようなことか順番に紹介していきます。

カウントを数えながら振りを覚える

振りを覚えるのに有効な手段として、カウントを数えながら順番に覚える方法です。カウントごとに振りを覚えていくことで、リズムがずれたり振り間違えを防止することができます。

主に「ワン」「エン」「ツー」「エン」と8カウントずつに分けて覚えて下さい。一拍の間の「エン」カウントも重要になるので、しっかりと音楽と振り付けとカウントを意識しながら練習するようにしてください。

初心者の人であればリズムが取りづらい時などに、カウントで踊ることで大きなずれを防止することも可能です。しっかりとしたリズム取りもできるように日々自主練は忘れないようにしてください。

レッスン中はダンスに集中する

ダンスレッスン中は他のことを考えたり、他の人の目線を気にしたりする余裕があるのであればダンスに集中することを心がけましょう。雑念や他のことに気を取られていると、振りを覚えるどころではなくなってしまうからです。

普段の自主練などでヘッドフォンをしてダンスを踊り、ダンスに集中できる環境作りをしてみましょう。普段から集中力を養うことで、ダンスレッスンになっても集中できるようになります。

他には心からダンスを楽しむことで余計なことは考えず、集中することができるでしょう。自分自身がダンスに集中できる材料を見つけることが肝心になります。

全体の動きを把握する

こだわりが強い方に多く見られるのが、振り付けを細かな部分まで真似をしようとする方がいます。しかし細かな部分に気が取られ、いざ踊ってみると振りが何も覚えられていないってことが良くあります。

ダンスレッスンなどでも細かい部分まで教えてくれますが、まずは全体の動きを把握するためぼんやりと振り付けを覚えることが大事です。一連の流れを覚えたら少しずつ細かな部分を意識して踊りましょう。そうすることで振り付けを覚えやすくなります。

他のレッスンと掛け持ちしない

ダンスを始めると、様々なジャンルが気になってレッスンを掛け持ちすることがあります。しかし振り付けを覚えられないと悩んでいるのに、他のジャンルのレッスンを受けることで益々混乱してしまいます。

ダンスジャンルによって基礎や基本ステップが異なってきますが、他ジャンルのレッスンを受けることで覚えることが多くなってしまうからです。ダンス初心者や振り付けを覚えられないと悩んでいる方は、まずはひとつのジャンルに絞りしっかりと基礎や基本ステップを覚える必要があります。

まずは基本的な動作からしっかりと取り組み、沢山のことをいっぺんに覚えようとしないことです。コツコツ自主練なども行っていくと、自然と振り付けも簡単に覚えられるようになります。

自主練で振り付けを覚える方法

自主練をしても何故か振り付けを覚えられないという人が多くいます。振り付けが覚えられないのに自主練をしても意味がないと、練習自体を辞めてしまうきっかけにもなってしまいます。

自主練で気を付けること
  • ・振り付け動画を見ながら練習する
  • ・難しい振りはステップから覚える
  • ・反復練習をする
  • ・普段から基礎練習を忘れない
  • ・鏡を見ないで練習する

以下のことに気を付けることで振り付けを覚えられるようになります。順番に説明をしていきます。

振り付け動画を見ながら練習する

ダンス発表会やイベントなどの振り付けを覚えるときは、動画を見ながら練習すると振り付けを効率的に覚えられます。レッスン後にインストラクターに振り付け動画を撮らせてもらうよう頼み、通しで踊ってもらいましょう。

中にはレッスン中に覚えて動画は禁止というインストラクターもいるので、どうしても覚えられないときは先輩ダンサーに頼むのも良いですね。ではどのように練習をしていけば振り付けを覚えるようになるのか?順番に説明していきます。

スロー再生しながら部分的に分けて練習する

振り付けが覚えられない原因のひとつは、動きが早すぎて体がついていかないのが要因にあげられます。そこで動画再生アプリを使用しスロー再生をしながら動きをまず確認しながら練習をしましょう。

スロー再生をすることでわからなかった細かな動きも確認することができるので、まずは動きを確認することが大事になります。一気に覚えようとせず部分的に何度も理解できるまで踊るようにしてください。

部分的に練習をすることで体が覚えるので、振り付けが覚えやすくなります。最後に振り付けをつなげることで通しで踊れるようになるでしょう。

徐々に動画の再生速度をオリジナルに近づけていく

振り付け動画を見ながら一連の動きができるようになったら、徐々に動画の再生速度を上げていきます。0.2から一気に1.0のスピードにすると、振り付けについていけず一瞬で振りを忘れることがあるので徐々にスピードを上げていってください。

スピードに体を慣れさせることで、自然と動きもついていくので地道に練習することをおすすめします。オリジナルのスピードで踊れるようになるころには、大体の振り付けは覚えられるようになっているでしょう。

動画を見ないでも踊れるようにする

オリジナルのスピードに慣れて踊れるようになったら、動画を見ないで音楽だけで踊るように練習をして下さい。動画を見ながら練習していると、いざ音楽で踊るときにリズムや振り付けが飛んでしまうことがあるからです。

映像を見ながらじゃないと踊れなくなるリスクがあるので、音楽を聞くことに集中し踊れるようにすることが大事になります。そのためにヘッドフォンなどで音楽を聞きながら振り付けのイメージトレーニングすることも肝心です。

イメージトレーニングが終わったら、音楽を聴きながら通しで何度も練習して体に覚えさせて下さい。間違って覚えてしまわないように練習の合間に動画を見ながらおさらいをし、振り付けがあってるかチェックすると間違って覚える心配がなくなります。

最終的に動画なしでも踊れるようになると、振り付けは自然と覚えられるでしょう。

難しい振りはステップから覚える

振り付けを練習していく中で、どうしても踊ることができない部分が出てくると思います。初心者の方が悩む部分なのですが、実は手の動き・ステップ・上半身などの動きをまとめて覚えようとするので混乱してしまうからです。

そこで最も難しく感じるステップから練習するようにしましょう。ステップを踏めるようになってから、手や上半身の動きを付け加えていくと覚えやすいです。手の動きや上半身の動きなど難しい場合は、各パーツ事に覚えてから合わせるのも有効的です。

振りができるようになるまで根気よく練習することが肝心になります。

反復練習をする

振り付けを覚えるのに大事になってくるのが、反復練習ではないでしょうか。1~2回練習しただけでは覚えられないのは当たり前で、毎日何回も練習することで振り付けをしっかりと覚えることができます。 

ダンス上級者であれば1回見ただけで踊れてしまう人もいますが、振りが覚えられないと言っている方は毎日の反復練習が大事になってきます。毎日数時間コツコツ練習することでダンススキルも上達しますし、上手くなりたいと思っている方は特に反復練習を頑張ってください。

普段から基礎練習を忘れない

振り付けを覚えるのに大事なことは、基礎練習をしっかりと行うということです。色々な振り付けがありますが基礎を応用したものが多く、普段から各ジャンルの基礎はしっかり練習しておきましょう。

基礎がしっかりしていることで、応用技や難しい動きが出てきてもスムーズに踊ることができるようになります。基礎がしっかりしていると頭で考えることが少なくなり、自然と体が動くので振り覚えも良くなるでしょう。

毎日基礎練習を最低でも1時間はやるようにし、その後で振り付けや技などの練習をするようにしましょう。

鏡を見ないで練習する

ダンスレッスンや自主練で共通するのが、鏡やガラスなど自分自身が映る場所で踊る習慣があるのではないでしょうか。動きを確認しながら踊ることは悪いことではないですが、実は見る事が当たり前になると本番などで踊ることができなくなってしまいます。

目で見て振り付けを覚えてしまうため、鏡がなくなると動きが見えないので体が動かなくなってしまうのです。音楽に合わせて踊ることが基本のダンスですが、鏡に頼り過ぎることで体ではなく視覚で振り付けを覚えていることが原因だからです。

基本的な動きを覚えてから鏡を見ないで練習する習慣を付ければ、自然と体が動くようになるので鏡に頼りすぎないことも大事でしょう。自主練をするときは動きを確認するくらいで鏡を使用し、他は音楽に合わせて練習をするようにして下さい。

まとめ

ダンスの振り付けが覚えられないと悩んでいても、どのように対応すればいいか分からないという人は多いようです。なぜ振り付けを覚えられないのか原因や理由を知ることが大事で、欠点に気付くことができれば改善をすることが可能だからです。

どこが苦手で振り覚えが苦手に感じていたのか知ることで、飛躍的に振り覚えが良くなってきます。この記事を参考に振り覚えが良くなり、ダンスが今以上に楽しくなることでしょう。

少しでもこの記事がお役に立てたら幸いです。