ポップダンスに関する情報をお探しでしょうか。本記事では、ポップダンスの概要から曲、歴史、基礎や特徴、服装、スクールの選び方などのQ&Aに至るまで網羅的に解説しています。
ポップダンスに関する情報は数多くありますが、比較的歴史の浅いジャンルであることと、表現しにくい要素を持つことから、まとまった情報が得られにくのではないでしょうか。
本記事からダンスの基礎や特徴、有名人の踊っているジャンルなどを知ることによって、自分のなりたい、かっこいい姿をイメージしやすくすることができるでしょう。
ポップダンスとは、そもそもどんなダンスなのか?どんな踊り方があるのか?これらを知ることによって、自分に合っているダンスジャンルやスクールの選び方についても明確にできるきっかけになるはずです。
ぜひ、一読してみて、自分の目指したい姿や、合うジャンルを見つけるための参考にしてみてはいかがでしょうか。
ポップダンスとは?
オールドスクールと呼ばれる時代のダンスジャンルになります。ポップダンスのスタイルは個性が強く現れます。パフォーマンスのスタイルによって印象の異なる方面にいきやすいジャンルになるでしょう。
日本でポップダンスのジャンルに含まれるダンスをする有名人は、最近では「THE FIRST」の企画に参加していた古家蘭が有名ではないでしょうか。
「ヒット」や「ポップ」といった力強いダンスの特徴から、男性的イメージが強くなりがちですが、ポップダンスをする女性も日本では活躍しています。
リズムの取り方から、技に至るまで独特で特徴的な要素の多いジャンルです。以下に解説をしていきます。
ポップダンスの歴史
ポップダンスは、1970年代後半に生まれた、50年程の歴史を持つダンススタイルになります。元々は、「エレクトリック・ブガルーズ」というグループのBoogaloo SamとPopin’Peteの兄弟によって作られたとされています。
世間に広まったのは、「ブレイクダンス(Breakin’)」という映画や「ソウルトレイン(SOUL TRAIN)」というテレビ番組であり、そこからポップダンスとしてさまざまなスタイルが生まれ、今では表現の幅の広いダンスジャンルになるでしょう。
ポップダンスの始祖であるエレクトリック・ブガルーズは、来日を何度もしており、日本では「O・G・S」というチームを中心に日本のダンスシーンにポップダンスが根付いていきます。今では「フォーマーアクション」や「Co-thkoo」といった世界でも活躍するポップダンサーがおり、日本はポップダンスの優秀な成績を納める国になっています。
現在の日本のダンスシーンにおいては、ポップダンスのテクニックはヒップホップダンスなどにも用いられるようになり、他ジャンルのダンスにおいても影響を与えるスタイルになりつつあるでしょう。
ポップダンスの特徴
ポップダンスは、まずリズムの取り方に特徴があります。多くのストリートダンスでは、一般的に「アップ」と「ダウン」という体を上下に動かす動作によってリズムを取ります。しかし、ポップダンスは「ヒット」や「ポップ」といった身体の筋肉を弾く動作でリズムを取るため、かなり特徴のあるジャンルになるでしょう。
また、技として「ウェーブ」や「ムーンウォーク」などのインパクトの強い不思議な動きが含まれており、より一層、不思議な印象の残りやすいダンスの特徴を持ちます。
ポップダンスには種類がある
ポップダンスは、1つのスタイルではありません。さまざまなスタイルの総称としてポップダンスと呼ばれています。たとえば、ロボットダンスもポップダンスの中に含まれるスタイルになるでしょう。
明確にジャンル分けすることは難しいですが、今回はポップダンスの中で一般的に分けて考えられる2つのスタイルについて以下に解説します。
ブガルー
ポップダンスの始祖である、エレクトリック・ブガルーズBoogaloo Samが作り出したスタイルになります。最近では、ブーグスタイルとも呼ばれています。
身体のパーツを「固定」と「移動」によって位置を変化させ、不思議な位置関係にすることが特徴的なスタイルです。また、ロールという体のパーツを回す動きによって音楽を表現していきます。そこに「ヒット」や「ポップ」を加えることで、いわゆるポップダンスの中に含まれるブガルーと呼ばれるスタイルになるでしょう。
アニメーション
読んで字のごとく、アニメの動きをマネすることから生まれたスタイルになります。アニメーションダンスの始まりはクレイアニメという粘土を1コマ1コマ動かして作る映像を元にして、その不思議な動きをマネしたことだとされています。
不自然に止まる動きを「ダイムストップ」という技で表現し、波打つようなアニメの動きを「ウェーブ」という技で表現するなどして、インパクトの強い技が多数あるのが特徴なスタイルになるでしょう。
ポップダンスが上手い有名人
ポップダンスを全面的に押し出しているアーティストやタレントは多くはないでしょう。しかし、実はポップダンスが上手いという有名人がいます。
ポップダンスが上手いアーティスト
積極的なポップダンスのパフォーマンスを見る機会は少ないですが、実はポップダンスの上手いアーティストがいます。今回は、確かな実力を持つポップダンサー2名を紹介します。
古家蘭
男性版のNIziUと注目された「THE FIRST」の企画に参加していたダンサーであり、企画の中でもかなり注目度の高い存在であったことは間違いないでしょう。
彼の得意としているダンスジャンルはポップダンスです。ダンサー名はRANKICHIであり、全国大会での優勝経験もあります。
残念ながら「BE:FIRST」のメンバーには選ばれませんでしたが、現在はモデルや舞台などで活躍しており、今後も、その活躍に目が離せません。
YORI「DA PUMP」
いわずと知れたポップダンスチーム「AFROISM」のメンバーとして活動を開始し、現在はDA PUMPのダンサーとして活躍していることで有名でしょう。
最近では、「AMATERAZ」というチームでも活動しており、世界大会で5位入賞を果たしています。
ポップダンサーとしての経歴もありつつ、GACKTのバックダンサーを務めたりと、経験豊富なダンサーであり、現在も「DA PUMP」のメンバーとして精力的に活動しています。
ポップダンスが上手い男性タレント
積極的なポップダンスを見る機会は、テレビ番組ではなかなかありません。しかし、有名なタレントの中でポップダンスを特技としている方がいます。ポップダンスには人を虜にする不思議な魅力があるのです。
窪田正孝
ドラマや映画で大活躍中の俳優ですが、EXILEのファンであり、特技がダンスという一面を持っています。しかも、得意なダンスジャンルはポップダンスのアニメーションなのです。
あるテレビ番組では、「ウェーブ」や「ムーンウォーク」を披露している様子が映っており、話題になりました。アニメーションダンスは、技を1つ見せるだけで大きなインパクトを与えることができるので、特技としても披露しやすいスキルになるかもしれません。
須藤元気「WORLD ORDER」
元格闘家であり、俳優やタレントとしても活躍し、現在では参議院議員に当選し、政治家として活躍しているマルチな才能の持ち主です。
そんな須藤元気が率いるダンスパフォーマンスユニットが「WORLD ORDER」になります。特徴的なダンススタイルは、アニメーションやストラットと呼ばれるものになるでしょう。
歌や音楽を含め、「WORLD ORDER」としての世界観がダンスに表現されています。2021年現在も新曲を出しており、コアなファンがいるユニットです。
ポッピンで有名な女性ダンサー
ポップダンスを踊るダンサーの人口は、比較的男性が多いでしょう。特徴的なヒットやポップといったリズムの取り方のイメージは力強さが必要に見えやすいのが一因ではないでしょうか。しかし、日本で活躍する女性ポッパーもいます。ポップダンスは女性でも男性に見劣りせずにパフォーマンスすることができるのです。
ファンファーレ
女性だけのポッピンチームになります。学生のダンス大会での優勝経歴や、JAPAN DANCE DELIGHTのファイナリスト経験もあり、若手の女性ポッパーの中で注目を集めるチームです。
パフォーマンスは、ポップダンスを中心にしてジャンルの枠にとらわれない構成を取り入れています。ポップダンスのスキルは確かであり、女性でありながら強いヒットやポップが印象に残る力強さも特徴でしょう。
ポップダンスの基礎
どんなダンスでも基礎は重要だといわれますが、ポップダンスでも同様です。そして、基礎にこそポップダンスの難しさがあり、楽しさがあります。ポップダンスにおける必要な基礎を以下にまとめました。
ヒット
ポップダンスの「リズムの取り方」であり、ダンスの構成として必須の基礎になります。しかし、必須の基礎でありながら習得するには時間のかかる要素になるため、ポップダンスを難しいと印象付ける一因となっているかもしれません。
ヒットは、「筋肉を弾く」と表現されます。そして、筋肉を弾く動作を「ヒットを打つ」と一般的に表現されます。筋肉がある部位であれば、どこでも可能であり、人によってヒットを打ちやすい部位はことなるでしょう。
ヒットのやり方としては、筋肉を脱力した状態から、一気に最大の力を入れるという方法になります。比較的に初心者は前腕の筋肉のヒットを習得しやすい方が多いです。
アイソレーション
ポップダンスの基礎であり、ストリートダンスそのものの基礎でもあります。ポップダンスにおいては非常に重要な要素となります。ブガルーを踊るにしても、アニメーションを踊るにしても、ポップダンスの表現は、身体のある一部分を固定し、ある一部分を動かすことが基本になってきます。
アイソレーションは、身体を一部分だけ動かす基礎動作になります。ポップダンスでは、アイソレーションの質がスタイルの上で重要になるのです。
ロール
ブガルースタイルの中で重要な基礎になります。ロールとは、体の一部を円を描くように動かすことを指します。たとえば、胸や腰、頭や肩などがロールできる部位になるでしょう。
ロールする部位以外を固定することで、円の動きが見やすくなります。身体の動きを正確にコントロールし、流れるような動きを生み出すことで音楽を表現できます。
等速
ポップダンスにおいて重要な基礎的要素になります。等速とは、「等しい速度で動くこと」を指します。基本的な技でも等速が身に付いていないとポップダンスらしい表現になりにくいでしょう。
特にアニメーションダンスでは、スローモーションのような表現を取り入れることが多く、同じ速度で動く技術は重要になってきます。
ポップダンスの基礎練習はどうするべきか解説!初心者向け
ポップダンスの基礎は感覚を掴みにくく、初心者が基礎を中心に練習を始めると挫折しやすいのですが、それでも基礎練習に励みたいという方のために解説します!
上記に紹介したようにポップダンスの基礎は「ヒット」「アイソレーション」「ロール」「等速」になります(広く定義すれば基礎技の含まれますが、今回は4つにします)。これらを「効率的に練習しよう!」と思って同時に練習すると上手くいきません。なぜなら、1つ1つを習得するのにとても時間がかかるからです。ヒットをある程度打てるようになるには数ヶ月〜1年以上かかる人もいます。
なので、まずは「ヒット」のみ、次に「アイソレーション」のみ。といったように1つ1つ練習するのが吉です。
さらに、練習は細分化し、ゆっくり行いましょう。「ヒット」であればまずは「手首」のみを音楽に合わせて8カウント中1回のみから始め、慣れてきたら8カウント中の4カウント目と8カウント目の2回…といったようにゆっくりとヒットに慣れることが大切になります。他の練習も同様です。「アイソレーション」であれば、「首」の左右の動きのみから練習を始めてみる。しかも1往復を8カウントかけるところから。といったように細分化かつゆっくりと練習することが初心者の基礎練習のコツです。
筋肉を弾くヒットとは?詳しく解説!
「筋肉を弾け!」と言われてもよく分からない…。「ヒットを強く打ちたい!」と思っても分かりにくい…。という方のために初心者から練習するコツを含めて「ヒット」について深掘りして解説していきます。
ヒットの打ち方
ヒットは基礎とされていますが、はっきり言ってかなり難しいです。しかもダンスをしながらヒットを打つとなればかなり熟練を要すると言っても過言ではないでしょう。なので、すぐにできるようになると思わずに時間をかけて習得する気持ちで練習を始めるようにしましょう。
ヒットは人によって、打ちやすい場所は異なりますが、一般的には「リスト(手首)」のヒットから練習をすることが多いです。ヒットは「脱力→全力で力を入れる→脱力」を一瞬で行うことで「弾く」ように見えると表現されます。
しかし、かなり難しいので最初は肘を約90度に曲げ「目の前の壁を叩いた反動で手が戻ってくる」ような感覚で動かすと「弾く」感覚を得やすいです。ポンっと壁から手が跳ね返るようなイメージでまずはやってみましょう。
ヒットの練習方法
壁を叩くような動作で「ヒット」の「弾く」感覚を手に入れると、次は「音楽に乗せてどう練習するか?」という点に疑問がいくかと思います。ポップダンスにおけるヒットはリズム取りの要素になるため、ダンス中は基本的に打ち続けることになります。なので、1発ヒットが打てれば良いのではなくて、耐久力が必要になるのです。
なので、ヒット練習をする時はある程度、連続して練習する方が良いでしょう。具体的には、好きな曲を最初から最後まで流す間を全てヒット練習に使うといった感じです。まずは胸のまえで腕を✖️の字にクロスし、曲の中で8カウント中1・2・3・4のカウントで腕を横に開き4のカウントで「ヒット」。そして5・6・7・8のカウントで再び腕を元の✖️の字に戻して8のカウントで「ヒット」という練習がやりやすいかと思います。
慣れてきたら1カウント目と5カウント目にも「ヒット」を打ち「動きはじめのヒット」と「止まるヒット」の2つの感覚が掴めるようになると踊りやすくなります。
腕や胸のヒットを強く打つ方法
ヒットを強く打つ方法は、はっきり言って慣れと筋力がかなり影響します。ただ、間違った方法でヒットを練習していると強く打つことができないので気をつけましょう。
腕のヒットに関しては「前腕」と「上腕」の筋肉をどれだけ「脱力→全力で力を入れる→脱力」の流れをスムーズに行うかがカギです。しかし、腕のみで強いヒットは表現できないため「肩甲骨」や「胸」「ストマック(腹)」のヒットを使いながら強く見せていく必要があるでしょう。単体の部位で強いヒットを見せるのは非常に難しいので、組み合わせて「弾く」「震える」表現を見せていくことを考えると良いです。
胸のヒットに関しては、勘違いされやすいのは「大胸筋を打つ感覚」です。実は、大胸筋のヒットだけでは強く見せることができません。全身に響くような強いヒットは「大胸筋」ではなく「背筋」を使います。アイソレーションで「胸を前に出す動作と引く動作を一瞬の間に行う」ことが胸のヒットのコツになります。そのため、動いていないで大胸筋あたりが弾かれているように見えますが、実際は背筋の要素が非常に大きいのです。
ポップダンスの基本的な技の名前
一般的にポップダンスを印象付けている、イメージの強い要素は、基礎よりポップダンスの技にあるでしょう。インパクトの強いテクニックが多く、人の目を引く技が多数あります。
ウェーブ
体が波打つような動きを表現する技になります。一般的に見られるウェーブは、手・腕・肩を利用した「ハンドウェーブ」という技になるでしょう。指から始まり、各関節を1つずつ動かすことにより、波を表現し、体にまるで波が通っているかのように見えるスキルに見せます。
他にも体で波を表現する「ボディウェーブ」や、円の動きを加えることで渦巻きのような表現をするウェーブも存在しています。
ムーンウォーク(スライド)
マイケルジャクソンの代名詞とも言われる「ムーンウォーク」は、「バックスライド」とも表現されます。床の上を滑るように移動する技です。
片足のつま先に重心を置き、重心を置いていない片足をすり足のように動かしていくのが基本的な動作になります。スライドにも派生があり、サイドウォークやフロントウォークなどがあり、移動の基本的なテクニックでありつつ、種類によっては大技にもなるでしょう。
フレズノ
フレズノとは、アメリカのカリフォルニアにある都市の名前が元になって命名されました。フレズノがこの技の発祥の地とされています。
左右に体全体を動かしながら、腕を真っ直ぐに前に繰り出す動きを反復する技になります。シンプルでありながら、カッコよく見せるのが難しい奥深い技であり、人によって技の見せ方が異なりやすいのも特徴でしょう。
フレックス
フレックスとは。折りたたむという意味を持ちます。動作としては、体を部位別に捻るような動きになりますが、フレックスという命名をした1つの可能性として、1960年代に流行った「ツイストオーフレックス」という腕時計が挙げられます。
アイソレーションの要素を含んでおり、応用の効きやすい技になるため、ポップダンスの中で重要な技になるでしょう。
オールドマン
ポップダンスの基礎でありながら、綺麗に見せるのが難しい技になります。胸のロールと腰のロールを用いながら横方向に動く技です。
足のステップについても技術が必要になるため、複合的な要素を含んでいる技になるでしょう。
バイブレーション
その名の通り「振動」を見せる技になります。全身が振動しているように見えるため、上半身も用いているかと思われますが、実際には足の動きで振動を引き出すことが多いです。
曲との相性によっては雷が落ちたように衝撃的なインパクトを与えることができます。
ポップダンスの振り付けを練習するのに向いている曲
ポップダンスの振り付けで一般的に用いられる曲は、以下の2ジャンルが多いです。歴史的要素やダンスイメージなどから、ブラックミュージックやテクノミュージックが用いられやすいでしょう。
ブラックミュージック
黒人文化を含む音楽のことを指し、「R&B」や「HIPHOP」といった音楽が今では一般的聞かれます。ポッピンで用いられる曲は、主に「ファンク(FUNK)」になります。
1960年代を代表するジェームズ・ブラウンなどによってファンクの形が出来上がり、そのリズムやグルーヴ感の目立つ音楽にポッピンの先駆者達がダンスを重ねていったということになるでしょう。現在でもファンクはポップダンスの振り付けで用いられやすい傾向にあります。
比較的最近の曲では、Mark RonsonのUptown Funk ft.Bruno Marsがファンクとしてイメージしやすい曲でしょう。
テクノミュージック
テクノもポップダンスの振り付けで用いられやすい曲のジャンルになります。シンセサイザーなどを活用した電子音楽とロボットダンスのようなスタイルは相性が良いでしょう。
特徴的な効果音などがアニメーションダンスでは活きることが多く、ブラックミュージックがブガルーなら、テクノミュージックはアニメーションダンスといった感じでしょうか。
「アンダーワールド」や「クラフトワーク」といったアーティストが1970〜1980年代に台頭し、近年までポップダンスの振り付けとして用いられることもありました。最近では、テクノポップというジャンルもあり、多くのジャンルにテクノの要素が入り込んでいます。
ポップダンスに関するQ &A
さまざまなポップダンスの基礎や技、種類を紹介してきたところで、良くある質問についての解答をしていきます。どのようにポップダンスをすれば良いのか?という点について説明していきますので参考にしてください。
ポップダンスの衣装や靴はどんなものを選べばいいの?
ポップダンスの場合、パフォーマンスとダンススタイルのイメージによって衣装や靴の選定は大きくことなります。ブガルーでオールドな雰囲気を出していきたい場合は、「ズートスーツ」や「スラックス」が選択肢に挙がってくるでしょう。靴は「BALANCE」のような革靴スタイルが比較的多い印象です。
しかし、衣装や靴もTPOです。ショーケースを見せたい場合やバトルに出る場合でも異なってきますし、服装によって得られる印象も異なるでしょう。練習であれば、そこまでブランドにこだわる必要性もありません。
体を大きく見せたい場合は、ビッグサイズのパーカーを用いる場合もありますし、スマートな印象を付けたい場合はスキニーを用いる場合もあります。
TPOを意識しつつ、自分の体格やダンススタイルの中でファッションを決めていくのが大切になるでしょう。
ポップダンスはどうやって練習する?
練習の方法は、独学でするか、スクールに通うかのどちらかになるでしょう。当然、独学の方がハードルは高くなります。また、ポップダンスは基礎からして感覚が掴みにくい要素が比較的多く、独学に難しさがつきまといます。
最近では、ポップダンスの基礎に関する動画も多く、独学で学ぶことも無理ではありません。しかし、筋肉を弾く感覚などは実感した方が上達が早い場合もあります。
ポップダンスは、真面目に基礎から練習を初めると、難しくて挫折するパターンが少なくありません。まずは好きな技から練習してみて、ダンスの楽しさを見つけることが重要になるでしょう。
ポップダンスを子供に学ばせるにはどんなスクールがおすすめ?
中学生でダンスの授業が必修とされ、習い事としても注目されやすくなったダンスですが、一般的に3歳〜4歳程度で習い始めることが多いようです。レッスンの時間が60分を超えたりするような長い時間の場合は年齢が若いと集中力や体力の持続が難しい可能性があるため、習うダンスのスタイルや環境に合わせて考えていく必要があるでしょう。5歳〜10歳の間にダンスを習う子供も少なくないです。
ポップダンスの場合、「筋肉を弾く」や「関節を1つ1つ動かす」といった練習にある程度の理解力が求められる可能性があるため、あまり若くから初めてもダンスを楽しみにくいかもしれません。小学生あたりから、検討していくのが良いのではないでしょうか。
ダンススクールの運営形態は大まかに分けて3つに分類されるとされています。
- ・事務所付属の養成所のスクール
- ・プロフェッショナルを目指すスクール
- ・ダンスを楽しむためのスクール
の3つです。それに加えて、一般的に3つのコースに分類されるでしょう。
- ・上級者
- ・中級者
- ・初級者
全てがこれらの分類に分けられないとは思いますが、「目指したい場所はどこなのか?」をしっかり把握してから決めていくことが大事になるでしょう。
その他にも、ダンスジャンルやスタイル、ダンスの先生との相性や発表会があるかどうか、お金の支払い方法など、さまざまな要素があるため、比較検討してみるのが良いです。子供から始めるのであれば、まずは初心者コースから始めてみて、より好きなジャンルを見つけて上級のコースを目指していくのが良いでしょう。
ポップダンスの場合、メディア露出の多い分野ではないため、その辺りも考慮する必要があります。
初心者の大人がポップダンスを始めるにはどうしたらいい?
インターネットが発達した現在では、動画コンテンツが充実しているため、独学でも始めることは可能ですし、大人の未経験者のためのスクールもあったりします。一般的にダンススクールは、キッズに向けた内容が多いですが、ポップダンスに至ってはダンスそのものが比較的大人向けな印象があり、スクールに通っている年齢層の高い場合もあるでしょう。
ポップダンスは、年齢が高くなってから有名になる方もおり、理解力が重要なジャンルであるため、大人からでも始めやすい特徴があります。実際にダンスやりたいと思ったら、ダンスを習う環境を検討してみるのも良いのではないでしょうか。
まとめ
いかがだったでしょうか?ポップダンスに関する歴史や曲から、ダンスの内容に至るまで網羅的に解説してきました。ポップダンスは、個性の強く現れるジャンルであり、人を惹きつける魅力が満載です。ダンスは、キッズから大人まで、楽しもうと思った時から何の準備も要らずに体1つで楽しむことができます。好きなジャンルを見つけてみて挑戦してみてはいかがでしょうか。